古材のテーマパーク、井口製材店
首都圏の店舗を中心に古材の出荷が伸びていらっしゃる。
足りないぐらいだから、新しい杉の柱から古材に似た材料を開発した。
1年以上長時間天日に当て、雨に当て管理すると古色へと変化する。あまりに地面に近いとカビが生えるし、管理場所は土ではだめで、舗装した場所で平置きでないとならない。
マメにひっくり返して4面を同じにしないとならない。
さらに経年の風化によるダメージ加工をして、100年たった風合いをつくることに成功していた。べらぼうに手間がかかる割にお安いと思った。
石材、石臼は、スッテプにすると庭に使えるな。 今度トラックで買い付けに来たい。
今回の目的は、敷台に使えそうな板状の古材を入手することです。
かなり使い込んだ、明治大正時代の「裁ち板」を4枚購入した。
自宅で女性が和裁をしていた時に使っていた作業台である。
かつてはどこの家でもあったもの。ヘラで印をつけた時の痕が無数にあってどれほど使い込んだのかを知ることができる。代々使い込まれたアジのある板だ。
もっとワイルドなのは、江戸期の手斧で製材された古材です。
もともと丸太であったのを、手斧で削りながら四角く柱に加工さられもの。
それを近年、板へ落したものです。
動力のない江戸期の材料と思われます。
風合いのよさそうなものから順に買い占めました【笑】
(2017年11月 更新:この部材はすべて売り切れました)