高断熱住宅は、設計に注意をしていないと夏に暑い家になります。
注意すべきことは窓の設計です。総2階建てで、軒やひさしで南面の窓が守られていない設計だと、太陽の熱が室内に入り込んできて「温室効果」で室内は暑くなります。
昼過ぎから外より室温が高くなるほどになり、エアコン無しには暮らせない家になることがあります。この現象は、高断熱住宅に関わりなく起こることがらです。しかし、高断熱ということは、保温性がよいということですから、締め切っていると夜になっても暑苦しいということになります。
夏に快適な家にするために:
(1)南面は軒やひさしなどで窓に日射が当たらないようにする。
(2)東と西の窓は大きさを控えめにして、遮熱ガラスや植栽の日除けを施す。
(3)南北通風・上下通風の取れるように窓と間取りを配慮する。
(4)体感的には湿度も大事な要素なので、調湿性のある内装を施す。
(5)温度の変化を安定させるために、蓄熱効果の高いつくりにする。
(基礎断熱・土間を広く取るなど)
以上の複合的な対策が必要ですが、夏の快適性については、古くからある日本家屋にヒントが多く備わっております。うまく、夏を涼しくする知恵を取り入れた暮らしがよいと考えます。
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