OWNERS COLUMN & INTERVIEW

オーナーズコラム&インタビュー

vol.3 既存の庭をリメイクして風景を馴染ませていく

高橋家高橋家

設計の課題その1:解体と既存の植栽&庭石問題

いよいよ設計がスタートした我が家。

まず1つめの課題は「解体と既存の植栽&庭石問題」でした。
旧住居の植栽はとても気に入っていたので、極力植栽や庭石はなるべく生かす設計をお願いしました。(今回は写真多めでお送りします。)

見慣れた風景はなるべく残しつつ


▲まず玄関のアプローチの石の階段。
天然石とまわりの植栽が、家に帰るたびにホッとさせてくれるのです。
塀とともにこの配置を動かすとなると大変なので、玄関の位置はこの場所に確定しました。


▲そしてリビングの和室から見える植栽と岩。
紅葉の季節はとても美しく配置されていて、この場所もリビングから見えるようにしたいという要望を伝えました。


▲また、建て替えのときには建物をもう少し後ろにずらして、前庭を広げるのもお願いしました。


▲正面左手のもう一つの離れの庭は、かなり大きい庭石が置かれていて、これもこのまま生かすことに。

 

そして悩んだのが、もともとあった坪庭のこと。


▲茶室風に飛び石と手水鉢、灯篭と植栽が設置されていて、ちょうど離れの和室と、お風呂場から眺められるようになっていました。
すごく風流で素敵だったのですが、総2階の箱型で建物を作った方がコストが下がるため、坪庭は無くし、手水鉢は移動させることにしました。


▲駐車スペース後ろの家庭菜園スペースも、残すようにお願いしました。
また、建て替え前と同じように菜園側にキッチンと裏口を置いて、動線を確保してもらうようにお願いしました。

新たなアレンジを加えていく


▲解体後、植栽と岩が残されている様子。


▲手前の白い石は移動させて、この場所に手水鉢を設置することにしました。


▲移動させた石の設置は建物の完成後、重機で行います。


▲まず手水鉢と飛び石の設置。どう組み合わせるか現場で相談しました。
茶道に詳しい人が見たら笑うと思いますが、プロの庭師の方に頼むお金がないので、
自分で調べて配置しました。苦笑


▲玄関のアプローチの石は一枚移動させる必要があったため、リビングの縁側の下へ。


▲余った石も全部使いました。

完成後


▲玄関のアプローチは以前のままで。心配していた新しい階段とも違和感なくなじんでくれました。


▲玄関側から見た様子。


▲玄関横のルーバーは、アトリエの前の庭の目隠しなのですが、これ、実は開くのです。
茶室の露地風にしたい!という無茶振りに、設計の山下さんが考えてくれた最高のアイデア。
飛び石はアトリエに続いています。


▲苦労した手水鉢も馴染んでくれました。アトリエから見るとこんな感じです。


▲リビングからの庭の眺めを、ちゃんと引き継いでくれました。

庭が前より広くなったおかげで、景色の広がりもがらりと変わりました。
縁側もあるし、遊ぶスペースもできて、これだけでも建て替えて本当に良かったと思っています。

紅葉の時期の眺め。


前の家主さんがとても素敵な庭を作ってくださったおかげで、この眺めがあるのだと思うと、
心より感謝。


▲紅葉の時期にライトアップできるよう、灯りも設置してもらいました。

これは「ぜったい要らないでしょ~?」と設計の山下さんには怒られましたが(笑)。
確かにめったに灯しませんが、紅葉の時期はほんとうに最高です。

夫にも猛反対されたけど、やっぱりやってよかったなぁと思っています。

こうして、より季節を愉しめるお庭に

建替えということもあり、わが家は新築時から豊かな緑、
窓からの眺めを手に入れることができました。

次回は我が家の2つ目の課題、
「犬と暮らす家」のお話をさせていただきたいと思います。

高橋家

高橋家

30代夫婦と4歳の息子、そして雑種犬ミヤビで暮らしています。 アーティスト(版画作家)でもある妻のつくる「アートと季節感を愉しむ暮らし」。 現在は夫婦共働きで忙しい毎日。 週末をいかに楽しむかがわが家の命題です。

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