杉板外壁の張り方バリエーションに「ファサードラタン」登場

住宅設計
相模 稔相模 稔

杉板外壁は大変評判がよろしいが、 張り方によって雰囲気が異なります。


杉板外壁の普段のやり方は、①縦張り押縁仕上げ。


②横に貼る場合は「鎧張り」であった。 (下見板張りとも言います)

そこに第3の張り方である、③ファサードラタン(すのこ張り)をご紹介します。

信濃町の家で タッグを組んでいる時の合間に、西方先生より直伝をうけました。

一般材料である杉の間柱をウッドロングエコにどぶ付けし、
すのこ張りということは、1cmの隙間を空けて張っていく。
それによりより乾きやすく、より厚い。

下から劣化していったとしても、下から張り替えられる。
杉板は倍くらい使うことになるが、手間は簡単になる。

むしろ 耐久性は防水層が決め手になる。
すのこ張りでも使えるドイツ製のソリテックスを用いる。
普通のタイベックが白いわけだが、 こいつは黒い。
現場でも不敵な表情で、「お!こいつは強いな」という印象を与える。

施工は大工にやらせた。 やってみてどう?と聞いてみた。

「超 かっこいいです。」との返事が来た。

たしかに、陰影と、源平のもたらす変化が見飽きない。
間柱で正解ですね。 源平の色の違いは1年程度でなじんでわからなくなるだろう。
より表情をつけたいならば、節だらけの材料にするという方法が考えられます。

建物フォルムから ①~③どれが似合うか感性で選択します。

相模 稔
代表取締役

相模 稔

オガスタの社長。 工務店経営のほか講演活動なども行う。 アメブロ「おーがにっくな家ブログ」もよろしく。

になって
お得な情報をGETしませんか?

  • 会員限定資料一式を無料送付
  • 家づくりに役立つ最新情報を無料配信
  • 会員限定人気記事を無料公開
  • 会員限定e-BOOKを無料公開
登録はです!