コメリのチラシで新潟の冬の暮らしが透けて見える。
その2:電気式ヒーター
寒い家は、ふだん人のいるところしか暖房していない。
ということはトイレや脱衣所は、使う時だけ暖めたい。
「スポット暖房」、補助暖房にうってつけなのが、電気のヒーター類である。
新築住宅においても、次世代省エネ基準程度だと、全館暖房は経済的な理由で行わない世帯が圧倒的に多い。
空気を汚さず立ち上がりも早いことから、今でもかなりの数の電気ヒーターが使われていることと推測できる。
そして寝室や子供部屋まで利用となると、「家じゅうで5つも使っていた。」お客さんもいらしたほどである。
当ブログの読者ならご存知の方が圧倒的と思いますが、電気ストーブの類は、1KWの電気で1Kwの熱を出すに留まる、きわめて効率の悪い暖房器具である。
高性能エアコンはその3倍効率が良い。
そして、低性能な家は床が冷えてしょうがない。これは耐え難い。
そこでこたつやホットカーペットも需要が高い。
この写真の一番上にある、ファンヒーターの温風の吹き出しをバイパスさせ、
こたつを暖めるのに使うホースはアイディア商品だと思います。
やはり涙ぐましい。
寝室も冷えるわけで、電気毛布も売れている。
これは体の体温調整を不自然にさせて不健康にするのではないのだろうか、疑わしいのですが、寒くて寝つけない寝室が多いことを意味します。
こまごました暖房対策で、非効率な電化製品が家じゅうで使われている。
寒い家は不経済で散らかった感じの家になる。
そして健康面でも大いに問題が残ります。
私たちのつくる家ならば、「床下エアコン1台」で、コメリのこのチラシで売っているものは全て不要になる。
これは新潟の冬の暮らしを抜本的に変えることだと思うんですが、いかがでしょう?