高性能を賃貸でも。賃貸併用住宅「新通の家」
高性能を賃貸でも。賃貸併用住宅
設計／川﨑 コーディネート／阿部誠治 監督／波潟靖
- コンセプト
- 社会情勢の変化から 日本は2007年より、夫婦+子供という「標準世帯」よりも、単独世帯の方が多くなりました。しかし、単独世帯用の家屋は安普請の賃貸しかないのが実情で、良質な住宅は乏しいのが現実。そんな社会にこのような住宅はいかが？1階は賃貸用住居、2階はオーナー住居という「稼げる」住宅です。
- 外観
- 周辺は片流れ屋根の住宅が多いことに呼応して、2階壁の杉板を強調した、キュービックなフォルム。賃貸用と住宅用で玄関を分けて、ルーバーで隔ててある。また角地であるので、角が目に触れやすい。その責任として道路よりセットバックして緑化している。
- 内部空間
- 2階の内装は天井壁共にシナベニアで仕上げられ、明るい木質内装を実現。照明もIDEEなどのシンプル+フェニミンをテーマにチョイス。2階生活空間のメリットは、通行視線を気にせず大開口で開放的な空間を作れることです。1階の賃貸用住戸ももちろん無垢フローリングに造作家具、断熱も普段通り、というぜいたくさ。おそらく新潟で一番断熱水準の高い賃貸物件である。
