我が家には3人のこどもがいます。
我が家には3人のこどもがいます。
長女は先日12歳になったばかり、春から中学生の思春期girl。
二女は縫い物好き、工作好き、ダジャレ好きの8歳、ミスマイペース!
末っ子長男は5歳。いよいよ年長組になるのを楽しみに、毎晩腹筋を鍛えてます。
強い男になりたいんだそうです 笑。
とても良い子たちです。幸せですよ、もちろん。
だけど、ものすんごいケンカするんです。
新築前、お店の2階の1LDKの狭い部屋で、やれ肩があたった、それ私の鉛筆だ、テレビはおれの番だとぎゃー ぎゃー毎日うるさくて 涙。
新居にうつる前は、夜な夜な私の罵声がお店からこの親松じゅうに響いていたことでしょう。
毎週休日がくるのが憂鬱でした。
頭数が増えるほど母1人でできることには限界があるのに、自分がやった方が早いからと家事を抱え込んでいた私。
子供たちが仲良く、そして自分のことを自ら進んでしてくれたら‥‥
今回は、私の経験から感じた
「住宅計画が具体的に動き出したときが、子供たちの成長
(そして母のストレスの大幅な軽減)の大きなチャンスかも、」というはなし。
こどもたちの提案で犬を飼う
前回コラムで、年明けに犬を飼いはじめたことをご報告しましたが、
もともと「新しい家ができたら犬を飼いたい!」と言い出したのは子供たち。
そんな彼女たちの願いを、私は斜に構えて受け流していました。
低学年のころ長女がお祭りで買った小さな石亀のサクラは、その世話に挫折して今はおじいちゃんの厄介になっている。
二女の誕生日に迎えたハムスターのひかるは、旅行の出しなパネルヒーターの電源を入れ忘れており、帰った夜の顛末は思い出すのも辛い‥‥
こんな前科者の2人に、犬の世話など到底無理でしょ。
やっと広い家で優雅な時間を過ごせるのに、結局私が世話することになるんでしょ。
やだよ。知らんぷりするよ。
すると、我が家の危機管理担当、我が夫 登場!
「こどもたちが自分で考えて、飼いたいって言ってきたんだろ?
色々失敗してからの今回なんだから、やらせてみよう。
またと無いチャンスだよ!
でさ、飼うためには、ああしてこうして‥‥ 」と、
夫のリードのもと家族会議を経て、出来上がったのがこのシート。
3人それぞれが目標を決めて、達成できた日にはそれぞれシールを1枚。
犬アレルギーの末っ子も何故か巻き込まれて一致団結!
すべての枠が埋まったらミッションコンプリートです。
欲しいものは、努力しなければ手に入らない。
犬よりまず、その年齢なりの仕事を、親が言わなくてもできるようになること。
できない時もあり。中だるみもあり。
目標期日を大幅に遅れましたが、何とかすべての枠が埋まり、娘たちは念願の、ワンコのいる暮らしを手に入れました。
この冬、上の娘2人はまだ暗い朝6時に起きて、凍えそうな早朝の雪の中ワンコに用を足させ、餌をやり、夕方も寝る前もきっちり時間を守ってお世話しています。
どちらかの習い事がある日は、言わずともお互い申し送りしてますよ。 立派!
それぞれが率先してお手伝いをしてくれるように
子供たちには広くはないけれど、それぞれ個室を与えました。
これまでは狭すぎて友達を呼ぶこともできなかったのだから、特に長女はかなり喜んでいます。週末はちょっと夜更かしして、部屋で好きなことができるのも彼女だけの特権。
すると自由が増えた分、家の手伝いも進んでしてくれるようになりました。
平日、お風呂の浴槽を洗ってくれるのは長女の仕事。
他にも、うっかり洗濯機に残したままになっていた洗濯物を干してくれていたり、掃除機をかけてくれたり。(簡単に出せて軽い、マキタの掃除機おすすめ!長女いはく、掃除機かけたくなるらしい)
お姉ちゃん、頼れるぅ!
すると、下の子たちも、長女の姿を見て何か手伝いたいと思うようです。
二女は特に、姉に負けたくないと思っているのがバレバレ 笑。
休みの日によくしてくれるのが、階段に蜜蝋を塗ること。
我が家のリビングの床板は黒い塗装をしているので、無塗装の階段が自然に黒ずんで行くんです 笑。それが、蜜蝋を塗り込むと緩和されるので。
同じように、イエルカストーブの窓も、内側に灰をこすりつけて綺麗にしてくれます。
窓も。りんごも。何か磨く、という行為が好きな二女です。
末っ子にも、できるお手伝いがありますよ。
今お願いしているのは、食事の配膳。
コップやお箸をひとまとめにしておいて、食事の度に全員分をテーブルに並べてもらっています。
簡単だけど、してもらえると結構助かる。もちろん食べた後は、それぞれが器を下げます。
お母さん助かるわ〜 嬉しいな〜などと呟くと、鼻の穴を膨らませて
「おれ、保育園でもやってるし。できるし。簡単だし。。」
とひっそりドヤ顔してるのがかわいい。
自分の洋服のお片付けも、自分でやろうね
オガスタ・相模さんのアイディアで、1階に子供用のクロゼットをつくってもらいました。
これはとっても良かった!
物干しで乾いた子供たちの服を、私がそれぞれのカゴにポイポイ放り込んで置きます。
そして夕方、子供たちは2階のお風呂から上がると、子供たちは自分のカゴを持って下りて来て、自分の洗濯物をたたみ、クロゼットの棚にしまうことになってます。
末っ子の分は量が多く、まだ練習中なので私と一緒にやりますが、上の姉2人は慣れたもんです。適当すぎて棚は結構グチャグチャだけど(-。-;
そのうち自分で気づいて、整理してくれないかなぁ。
いや、まだきっと何年もかかるだろうなぁ。
そんなこんなで、新居に住んでからは子供たちのお手伝いに、かなり助けられております。
動きやすい導線、システマティックな部屋の配置がとっても重要だと思います。
家族の年齢や個性も反映できると良いですね。
オガスタハウスは素晴らしい性能なので、安心してこだわりたい部分を熟慮して下さい♡
お手伝いしてくれるようになっても、姉弟喧嘩は減らず(笑)
だけど、家が広く快適になったら、子供たちの喧嘩はなくなり、本当に穏やかな暮らしが‥‥というのは、私の完全なる幻想でした 笑。
前よりずーっと広くなったのに、喧嘩の声に振り向くと3人くっついて取っ組み合いです。
もう、笑えます。
水筒のヒモを持ってふりまわしたときは、「やめて!」と叫んだ私。
怪我したらどうすんの!
だけど怪我はしなかった。お互いキチンと加減してるから。
先日、二女が国語の授業で先生にいたく褒められたという詩。
内緒でアップ。
「けんか」
お姉ちゃんがすいとうで なぐった
私もすいとうで なぐりかえした
お姉ちゃんは おにのような顔をした
お姉ちゃんは泣いた
私は笑った
お姉ちゃんも 笑った
私たちは なかなおりした
私は これはばかばかしいけんかだと思った
あぁ。確かにばかばかしいね。
ばかばかしいので、喧嘩はもう放っておくことにします。
それにしても、最後に必ず勝つ二女の強さたるや。恐ろしや。