どこで住むかを真剣に考える
「住まい手は、どんな住宅にしようかということに頭を使うが、もっとそれ以上に『どこに住むべきか』考えたほうがいいように思える。」
これはある建築家のセリフです。まさにその通りに共感します。建築設計というのは、その土地の固有性をデザインの手掛かりにすることが常であるので、氏の口から発せられたのだと思います。
家づくりを検討し始めの方が建築地を求める時には、商業的施設や交通の便、それと子供の学区という「利便性」を重視して選ぼうとするように見受けられます。
しかし、建築は大地の上に建ちますから、大いに建物へ影響を与えます。
ひいては暮らしへの影響へも、建築地が与えているということをお忘れない様にしましょう。
土地選びで何を重視すべきか
次に地震や津波などの非常事態になった場合にリスクが少ないかどうか? こうしたネガティブなことばかりを物差しに建築地を選んでもしょうがありません。一応は最終的に調べたほうがいいでしょうが、これは土地選定の条件にすぎません。
「快適に暮らせるかどうか?」
これが最大の建築地での条件ではないでしょうか?
私個人として土地に一番求めたいものは「静けさ」ですね。特に車の音のうるさいところは嫌ですね。
次に、「周辺の街並みの良さ」も同じくらい大事だと思います。
誰も木を植えずにずるむけの団地だとか、空き家が目立ちスラム化している地域は雰囲気が悪くて住みたくないです。
(写真はイメージです)
どの程度の大きさが必要か?
一般的な核家族を対象として、30~34坪程度の居住面積が想定できます。
さらには、たいがいが、車を2台は置けるようにとの希望も出ます。
するとなると、