モデルハウスは北側の道路と住宅との中間領域に、大きく軒下空間を6帖位の軒下空間を設けてある。
ここに食事ができるテーブルを置き、外の気配を感じながら食事をとることができる。
椅子に座ればルーバーで体が囲まれて、道路からの視線は気にならない。
気候が良くなってくれば、植えられている木々の緑に囲まれてより雰囲気が良くなる。
キッチンから直結しているために食事を持って来やすいポジションです。
朝食をするのも気分がいいし、バーベキューはもちろんのこと、お友達を呼んでお昼のちょっとしたコミニュケーションも向いている。夜も、キャンドルの明かりで食事をしたならば、なんとも素敵な時間を過ごせそうです。
冬は冬で、スキーウェアを着れば、スキー場に行ったような楽しい気分になれるし、夏は直射日光の当たらない場所なので涼しく過ごすことができる。
自分たちだけの暮らしではなく、隣の人との共有の庭の樹木で周辺へと好ましい印象を醸し出し、近隣の人と交流することは「利他の家」として、この家の重要なポイントである。
当初このスペースは、土間コンクリート仕上げにするのか、木で仕上げるのか議論があった。木で仕上げると、より室内的な印象になり優しく感じる。
悩ましかったが土足での利用になると、メンテナンスもさることながら、ラフで使える土間コンクリートにした。
木でできたデッキから玄関に入る事例としては、サーファーズハウスの事例がありますが、こちらにもアウターダイニングが設けてある。
外の食事を楽しむ達人としては、柳沢の山荘のファミリーであろう。
いずれの家族も、暮らしの中に外の自然を感じる空間を設けることで、
人間の五感を解き放つ豊かな暮らしを手に入れている。