チロル雁木の家「今朝白の家」
チロル雁木の家
基本設計/相模稔 監督/波潟靖
- コンセプト
- 長岡地域で初の新築案件。基本設計は長岡の街並みである「雁木通り」を踏襲したフォルム。ファード方向に雁木を張り巡らせ、雪の落ちる方向を両脇に整理するために切る妻にするという雪国の定番の構え。理系のご主人様のご要望で断熱性能を強化し、次世代省エネⅢ地域よりも暖房エネルギーを1/3にできるQ値=1.2という超高断熱住宅です。
- 外観
- フォルムは雪国の雁木通りですが、外壁を北欧弁柄レッドで処理している。デザイン処理として窓飾りに菱形の穴をあけて、チロル的な印象を加える。雁木の内側はそとん壁で白くツートンで爽やかに。紅い壁は長岡の街並みにどうなのかと思っていたが、周囲の道路は消雪パイプの鉄さびの色で赤く、全然違和感なく街並みにマッチしました。
- 内部空間
- 断熱性を強化させるためとカーテンよりもすっきりということで、1階はもちろん2階も障子を設置。バーチやシナの明るい木質系と左官塗壁で明るい内装。学者であるご夫婦のための本の容量の大きな書斎と、Ⅱ型のレイアウトのキッチンが特徴である。
- 植栽
- エゴノキ・チャボヒバ・モッコク・カクレミノ・キウイ棚