新潟市中央区紫竹にて建築中の「紫竹の家C」がまもなく完成です。
「北側道路・敷地面積42坪・4m道路」
敷地は42坪の大きさで北側4m道路に面しています。地価の高い新潟市中央区ではよくある敷地で売れ筋の大きさかと思います。オガスタの施工事例をみると割とゆったりとした敷地に庭をちゃんと取っている物件が多いので珍しい取り合わせだねと思われる方も多いかもしれません。
しかしながら新潟市中央区で手ごろな価格で土地探しをしている方からすれば、「40坪台」「北側道路」「幅員4m」は必ず直面するキーワードとも言えます。そして候補地を実際に訪れてみると南側には隣地境界線から1m離れてびっちりと隣家が建っており「これじゃ陽が入らないよな・・」と泣く泣く諦めてしまうケースもあるのではないでしょうか。かくいう私も相談を受けた時点で日射きついなぁ~と頭を悩ませました。悩むんだったらこれを設計のテーマにしてしまおう。と決めました。
日射を諦めない。明るく暖かい二世帯住宅。
「日射を諦めない。明るく暖かい二世帯住宅」を設計テーマにしました。稠密エリアでの北側道路でいかに日射と採光を確保するか。これはわかりやすいし十分テーマになると思いました。
北側4m道路の狭小地といえば悪×悪。そのため土地の価格は安く仕込めます。割安で手に入れた土地で、さらに二世帯住宅を計画すれば親からの資金援助も見込めるために資金力もアップします。今後はこんな選択肢も増えるのではないでしょうか。
駐車場も頑張って2台
「建て主さんからは駐車場は1台でよい。2代目は月極駐車場を借りるよ。」と言われましたが「なんとか二台いきましょうよ。一生涯だから駐車場コストもばかにならない」と僕のほうから提案してしまいました。
自分でハードルあげるなぁ~(笑)ということで駐車場は2台あります!
ガルバリウム鋼板×杉板の外観
建て主さん家族にモデルハウスを見ていただいた際、「黒系のガルバリウムは嫌だな~」とお母さんがおっしゃっていたのを思い出し、明るい色のガルバリウムをメインで使いました。ガルバリウムの横張りもオガスタとしては珍しいチョイス。
2階がわずかに飛び出ることで浮遊感がうまれてかっこいいですね。ディテールはヒデさんと板金屋さんがこだわってくれたおかげで凄いことになっており、工芸好きの奥様も大喜びしてくれました。手仕事に理解のある建て主さんは職人さんもテンションあがります!
エアコン一台で二世帯住宅を全館冷暖房
エアコン一台で二世帯住宅を全館暖冷房する計画です。設備はなるべくすくなくシンプルに。
これ以上は少なくなりません!
キッチンにこだわる
我が家もキッチンは頑張ったほうなのですが、唯一の後悔がステンレス天板にしたこと。木製にしたほうが経年変化も楽しめるし、もっと家具になったよな。というのが今になってめちゃくちゃ後悔している。今からステンレスひっぺがして木製に取り替えたいぐらい。
けど今からやるとなると木材の厚み分キッチンが高くなってしまい背の低い奥さんが使いづらくなるので泣く泣く諦めています。
こちらはなんとチークをつかった木製製作キッチン!
家具作家の佐藤さんがまぁこだわってくれて・・・チャレンジングな収めを・・・取付は僕もお手伝いましたw雰囲気も使い勝手もよさそうなキッチンに仕上がってます。変態佐藤さんありがとうございます!
そんな感じで、内容盛りだくさん。3/17(日)に内覧会決定です!ぜひおこしくださいませ。