とじる、ひらく、ずれる「網川原の家B」
とじる、ひらく、ずれる「網川原の家B」
設計:阿部 誠治 監督:小林 秀昭
- コンセプト
- とじる、ひらく、ずれるが生み出す多様な居場所。
「網川原まちなみモデルハウス」のとなり、3軒横並びの街並み計画。
屋根は切妻の平入とし、土庇を設けるというデザインコードのおかげで異なる外壁の仕上げでありながらも一体感のある街並みを形成する。
- 外観
- そとん壁とソフトなカラーの杉板横張り。アクセントの窓格子なども相まって、やわらかくかわいらしい外観。
すこしでも奥行きを感じるようようにアプローチを湾曲させながら高低差を処理している。足元には多様な植栽を植えこむことで帰ってくるのが楽しくなるようなアプローチに仕上がっている。
- 内観
- 窓辺にベンチを備え付けたダイニングは、その先にある大きなデッキへとつながる。オーバル形状のダイニングテーブルやウィンザーチェアなどこだわりの家具が目を引く。
8畳ほどのリビングは大きく吹き抜けており、窓辺のレースカーテンが風を伝えるようにやさしく揺れる。
掘り畳や、スキップフロアのスタディコーナーなどフロアのずれにより生み出される多彩な居場所がたのしい。寝室はR天井で包まれるような安心感がある。