事務所の植栽も新芽を吹いて、とても美しく変わりました。
生け垣は、実験的に4種類の種類の木を植えて、経過観察をしております。
3年半経過し、特性がはっきりとわかるようになってきました。
新潟市で生垣に何を植えたらいいか?
ビフォーアフター形式で、オススメ順を 逆からご紹介していきましょう。
1サザンカ
ビフォー
アフター(真ん中の枯れ木のような状態のもの)
西日で弱ったか、寒さでダメになったのか?
関東のほうでは暴風の生垣としてよく用いられているそうですが、新潟だとたびたびこうなったりします。 気候風土に合わないのか?
2シラカシ
上へ上へと伸びていこうとする樹形のために、
足元の葉の茂りが乏しく、剪定して形を整えていくことにはあまり向きません。
山吹やコデマリのような灌木で株本を補う、自然樹形の生垣であればいい感じでしょう。
自然な樹形で、庭の目隠ししたい部分に単独で植えるのが良さそうです。
例えば、窓から見える隣の家の窓付近にめがけて植えるなどとする使い方です。
2カナメモチ
新緑がかなり真っ赤で、極めて成長スピードが早いです。(わかってはいましたが)
出来るだけスピーディーに目隠し効果を手に入れたいときには使えます。
しかし、油断するとすぐ成長したしてしまうために剪定は欠かせません。
葉が比較的大きいので雑っぽい印象で、生垣にした時に厚みもあります。
3モッコク
成長が極めて遅く、剪定を省きたい人には向いてるかもしれません。
葉っぱの密度が低く、品がいい姿ですが、目隠し効果は弱いです。
緩やかに視線をつなげたい場所。通風もある程度欲しい場所に向きます。
4マサキ
目隠し効果が高く、成長速度も程良いです。
新緑は若草色で美しいですし、剪定は年に1度、先を刈り込めば高さのコントロールがしやすいです。目隠ししたい時の生垣としては一番お勧めできます。
*これは新潟市の西側に植えた条件での結果報告です。
全国のほかの地域の特性で、同様の結果になることを保証しません。
沖縄では 風と塩に強いイヌマキがベストなのでしょうし、
カイズカイブキやキンモクセイ、トキワマンサクも世間では多く用いられております。
キンモクセイは香りもいいですから1本あってもいい木ですね。
関連記事で、3年前、植えた当初の記事のリンク張っておきます。