団地で一番かわいい家「女池の家B」
団地で一番かわいい家
基本設計/相模稔 監督/波潟靖
- コンセプト
- 区画はあえて割安なホームベース形状の西側道路の変形土地を選び、奥行きのある庭と、プライバシーを得ることができた。ミニマムな2世帯住宅で、土地の制限もあるので、リビングダイニング形式を採用し、コーナーベンチを核とした、ちょうどよい籠り感と、開放感のバランスを得ようとしている。
- 外観
- 奥様のお好きな北欧家具のイメージを広げて、外観も本格的に北欧テイストを取り入れる。スェーデンの民家の伝統的な色を忠実に、弁柄の赤で再現し、壁を強調するために、西側の壁は開口部を控えている。赤い木の外壁を守る4尺の妻方向の母屋。雨がかかる1階はガルバリウム。駐車スペースも、弁柄を混ぜ、温かみのあるコンクリートにして、枕木と常緑樹で根元は引き締める。
- 内部空間
- 北欧インテリアの特徴の白木の雰囲気から、天井はすべてシナベニアの目透し。一番目につく壁は、木の羽目板に、胡粉(舞妓さんのおしろい)塗装。家じゅうの全ての塗料は自家製、自然塗料という試み。トイレのアクセサリーなども、メタルにこだわり、プラスチックを排除。造作のコーナーベンチはリビングの収納になっている。
- 植栽
- エゴノキ株・百日紅・ベニヤマボウシ・ガマズミ・シラカシ・白モクレン・サツキツツジ