大開口障子リビングの家「関屋の家C」
大開口障子リビングの家
設計:阿部誠治
監督:石川敬
- コンセプト
- 家族構成の変動に柔軟に対応できるような間取り、大開口、大きな吹き抜けをバランスよく取り込むことを検討したプランになっており、回遊性のある間取りで暮らしやすくすることを念頭に置いた。
- 外観
- 杉板外壁を主体としているが、ファサードの奥まった部分のガルバリウムやバルコニー手摺のスチールがコントラストを強め、シャープな印象になった。
新築でありながら以前からそこに存在していたかのような佇まいであり、庭木の成長と共に奥深さを増していくのが楽しみである。
- 内観
- リビング吹き抜けに面する大開口窓に設けた障子が印象的。
障子は隣家からの目隠しとしての機能はもちろんのこと、日差しを柔らげ室内に障子ならではの優しい陰影をもたらす。
玄関に入るとまず目に飛び込んでくる大谷石貼りの壁面とリビング入り口の簀戸も、どことなく和を感じさせ空間に落ち着きを与えている。
- 性能
- 長期優良住宅
耐震等級 2以上
Q値 0.79
UA値 0.27
暖房負荷 20.1
冷房負荷 11.9
空調方式 床下エアコン+吹き抜け