ワイルド&レトロ「水原の家A」
ワイルド&レトロ
基本設計/相模稔 実施設計/川﨑 監督/波潟靖
- コンセプト
- 150坪の長方形の土地を生かして、前庭と裏庭を得られるように配置。そして、掃出し窓を南北へもうけて、リビングを庭が貫通してゆくような「外部感覚」を室内に与えようとしている。その一方で、畳コーナーにより「こもり感」を加えたため多様な居心地の場が混在する楽しい空間になった。
- 外観
- 前面に軒を深く張り巡らせ、日本家屋の落ち着きと、夏の涼しさを手に入れる。あえて、北側にウッドデッキを設け、夏場の日射と道路の視線を排除し、実用的である。アウトドア好きの家族なので、裏庭にてのBBQや、時にテントで寝ることもあるだろう。 外構は、施主が重機を操りDIY。
全体の雰囲気に合うように船舶用の照明をチョイス。
- 内部空間
- 落ち着きのある室内を求め、内装に、アッシュ・ラワン・杉という、赤味の強い木材を用いて、全面施主のDIYの塗り白壁と組み合わせる。
吉村障子・シガータイプのストーブ・古い欄間・振り子時計・ギャッベなど、吟味したレトロ感のあるインテリアパーツが独特の癒しのある雰囲気を醸し出す。