地産の素材が守る穏やかな暮らし「村上の家」
地産の素材が守る穏やかな暮らし
設計:山田 剛
監督:小林 秀昭
- コンセプト
- 城下町の街並みを残す村上市街地。
町並みに溶け込み、住まい手の生活を穏やかにつつむ家を目指した。
- 外観
- 外形は半分平屋形式とし、高さをおさえた控えめな佇まい。
屋根には安田瓦、外壁には村上市産の杉板を自然塗料にて塗装して仕上げた。
構造体にも新潟県産材を使用。愛犬と楽しく過ごせるよう、広くとった庭の周囲は生垣で囲んだ。
- 内部空間
- 内部空間は落ち着いた雰囲気となるよう、最小限の開口部で明るさをおさえつつ、古色に着色した村上市産杉材で仕上げた。
北西は校庭の桜、北東は隣家の桜が借景として得られる。
リビングの一部は愛犬の過ごすスペースとして土間床とした。
また、真鍮を多用するなど、経年変化の美しい素材を施主と共に探し採用した。
- 設備
- 空調方式は床下エアコン。コンパクトな住宅のため、冷房にも床下エアコンを利用し、ファンを利用して冷気を上部に送っている。
屋根及び外壁は付加断熱を施した。
- 性能
- 耐震等級 2以上
Q値 1.15
UA値 0.33
暖房負荷 45.8
冷房負荷 10.7
空調方式 床下エアコン