ドブレの薪ストーブ×スイスしっくいの白壁「亀貝の家A」
ドブレの薪ストーブ×スイスしっくいの白壁
基本設計/相模稔 実施設計/阿部誠治 監督/小林秀昭
- コンセプト
- 新しく整備された大きな公園前の好立地。長らく計画を温めていた施主様は5年来のお客様。バイクや薪ストーブなど、これからの楽しみをたくさん詰め込んだかわいい住宅です。塗り壁やワックスがけも自らDIYでなさって、愛情深く完成しました。
- 外観
- スイス漆喰の白壁に正方形の窓をランダムにくり抜いた表情に煙突が引き締めになって印象的。正面から見えにくい奥は、杉板張りというコンビネーションで、瓦は三州瓦の茶色を採用。区画整理された分譲地で、隣地の区画も近い将来に建築予定があるため、日射がより入るように庭はあらかじめセットバックさせている。張り巡らした縁側から外に出たくなる。
- 内部空間
- LDKの中心のダイニングが一番明るく、吹き抜けからも光が落ちてくる設計。
使用した床材は1階は丈夫さと落ち着きをもたらすナラ、2階は柔らかさと明るさをもたらすパインのチョイス。主役の薪ストーブは「ドブレ・ビンテージ50」という機種。
広いガラス面が大きくゆったりと燃える炎の美しさと、即暖性をもたらしてくれる。玄関への出入口は製作で、虎斑の入ったナラの無垢材の框戸に、チェッカーガラスを入れている。洗面台まわりもナラでパネリングして全体のコーディネートに統一感がある。