緑豊かな丘の上での静かな暮らしを訪問
5年目の定期点検、「田上の家B」にお邪魔しました。
この家の特徴は何といってもコンパクトであること。
緑豊かな周辺環境に迷彩の如く溶け込んだ杉板外壁と高さを抑えた佇まいが、より一層と穏やかさを演出します。
ほとんど手入れできてないとおっしゃっている庭ですが、自生した下草が生い茂り、うまくグランドカバーになっています。
庭木も5年でグンと育ちました。
植物との暮らしを満喫
玄関へと向かう道中、目を引いたのは様々な鉢植えたち。
土壌が粘土質で水捌けが悪く、草花の地植えには向かないかもな。。。と工事中から思っていましたが、鉢植えをうまく活用して演出していました。
アプローチには竣工時に植えたイワダレソウがモリモリ。
水捌けが悪くぬかるむ場所は、ホームセンターで購入したウッドチップを敷き均します。
室内にも観葉植物がバランスよく配置されています。
リビング吹き抜けに吊り下げた鉢が敢えてアイレベルを下げさせる効果があり、のっぺりしがちな空間のアクセントになっていました。
竣工時に玄関の敷台として設置してた板がリビングの一角に。
「敷台が無い方が広くて使いやすかった」との事でこちらに引っ越したそうです。
「小物は隠す」手法で収納上手
生活していれば生活用品は増えてしまうもの。
大切なのは限られたスペースでそれらをどのように収めるかということですよね。
雑多になりがちな小物類は市販の収納ボックスを使ってまとめていました。
思わず
「引き渡し時より綺麗になってる・・・」
と呟いてしまったキッチン周りです。
ネットで購入したというリンゴ箱をキャスターの上に乗せて可動式収納ボックスに。
これいいな。
現場の端材で作ってみようと思います。
オーナーさん達からも需要ありそう。
暮らしを作る意識
とても素敵に住みこなしていらっしゃいますねと言う私に、
「せっかく素敵な家を作ってくださったので」とおっしゃっていただきました。
暮らしながら足りない部分は足して余剰な部分は削る。
本当に素敵なお住まいでした。
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