里山の景色をとりこむ「下田の家」
里山の景色をとりこむ
設計/maヤマシタマコト 設計補佐/小林紘大 監督/波潟靖
- コンセプト
- 旧下田村の里山の風景を眺められる緑の多い立地で、築200年の農家住宅の建て替えという計画。母同居の2世帯住宅で、健康への配慮で温熱ランクも高く、付加断熱・樹脂トリプルサッシでQ値は1.0を切る性能です。
- 外観
- 積雪も多い地区で、雁木を意識した軒がワイドに道路方向に伸びる。雨どいを排除しすっきりした外観。屋根のガルバのモスグリーンは周辺とマッチしている。落雪対策で片流れの屋根としている。
- 内部空間
- リビングは南面し、吹き抜けとセットで冬でも明るい。ダイニングは里山の風景をダイナミックに楽しみながら食事ができる。付加断熱の壁厚を利用して、ハニカム断熱スクリーンを仕舞うBOXを設けすっきりとしている。
1階にお母様のお部屋があり、50坪と大きな家でリビングとの距離が離れるため、2台目の床下エアコンはここに設けられた。
簀戸でリビングと繋がる和室。床の間は、黒漆喰の磨き仕上げで最終的には仕上げられる。材料の練り置きで時間が必要なために、後工事となった。こうご期待。