ケヤキが包む家族の暮らし「上新栄町の家B」
設計:山田 剛 監督:波潟 靖
- コンセプト
- 土地探しをしてたどり着いたのは、大きなケヤキがある傾斜地。
敷地の傾斜を利用しつつ、ケヤキの豊かな表情を暮らしにとりこんだ家を目指しました。
- 外観
- 低く高さを抑えた下屋根に、切り妻屋根の2階が載った外観。
下屋はそとん壁で仕上げ、素材の上質感を近くに感じることができます。
2階には象徴的な1つ窓を設け、家の表情をつくっています。
- 内観
- 主室は、屋根付きのデッキと一体になった開放的な空間としました。
リビングスペースは大きな造作ソファを設け、座った目線の高さからはケヤキの眺望がいっぱいにひろがります。
屋根付きの広いデッキはダイニング・キッチンと連続しており、
日常的に使用する室としての役割をにないます。
外観の表情を作っている西側の窓は、内部階段室の吹抜けを明るく照らすよう計画しました。
ランドリースペースを兼ねた階段室は、家いっぱいに明るさをとどけてくれます。
- 規模・構造
- 敷地面積:87.7坪
延床面積:39.75坪
木造在来工法 2階建て
- 性能
- 耐震等級2(許容応力度計算、積雪1メートル時)
Q値:1.08[W/m2K]
Ua値:0.34[W/m2K]
暖房負荷:28.4[kWh/m2]
冷房負荷:11.2[kWh/m2]
空調計画:床下エアコン+ロフトエアコン