天井の仕上げ
「下小中山の家」の主室天井が仕上がりました。
ツガという木の羽目板張りです。
長尺もの(長い一枚の材料)を選定し、極力継ぎ目がでないよう計画しました。
照明のディティール
南側の窓は、床から天井いっぱいまでのびています。
この場合窓上に鴨居を通して、その上に間接照明を仕込むというテクニックは使えません。
(弊社モデルハウスの例)
美しくまとまっている天井・壁の調和を崩すような照明のつけ方はしたくありません。
そこで今回は天井にライティングレールを埋め込んで仕上げました。
埋め込まれることでレールと天井が一体化し存在感を消します。
ライティングレールなので、可変性の高い照明計画が可能です。
鴨居の納まり
主室にはタタミスペースがあります。
タタミスペースは障子で区切れる計画です。
横にスライドする建具は、スライドするために上下にミゾを必要とします。
ミゾと部材の厚さが天井の一体感を邪魔しないよう、鴨居も天井に埋め込んで納めました。
美しく仕上げる細かな工夫の積み重ねで、美しい空間が仕上がります。
計画を考えるのは私ですが、それを計画通り、それ以上に素晴らしく施工できるのは
大工さんの腕があってこそです。
細かく難しい施工指示に応えてくださる職人さんに感謝です。
外部仕上げ進行中
外部ではそとん壁の施工が完了していました。
表面の質感もよい~感じです。
上部は杉板を張る予定です。
進行が楽しみです。