実家リノベ
「小杉の家」では、リノベーション工事が進んでいます。
こちらはご実家の大きな家を、同居する若世帯の部分だけリノベーションする計画。
部分的なリノベーションとはいっても、構造的・断熱的に明確に区切って、
弊社新築と同等の性能を発揮します。
リノベーションは、まず解体工事からスタート。
構造と基礎を残して、他は解体します。
既存の瓦屋根はそのまま利用。
土壁もある程度残して、調湿と蓄熱効果に期待します。
壁の断熱施工
今回は外断熱で計画。
解体した外回りを、まずは構造面材で補強してふさぎます。
構造面材面で気密をとり、その上に断熱材を施工。
その上に防水処理をして、外壁下地胴縁を施工します。
床の断熱施工
床もまずは解体工事から。
構造体以外は解体します。
この際、既存の構造体が傷んでいないを要チェック。
修復が必要な部分は部材を入れ替えたりなどで補修します。
築30年以上の場合、たいていは現行基準より基礎と土台を緊結する金物が不足しています。
後施工用のアンカーボルトにて、現行基準同等に金物で緊結します。
防湿・防蟻・構造の処理が終わると、断熱工事。
大引き間に断熱材を施工し、目地を気密処理します。
その上に根太を施工。
根太間にも断熱材を敷きこみます。
断熱工事は、新築と変わりません。
ただし新築と違って、既存部分との取り合いがあったり不陸の調整があったりと、
大工さんの作業は大変で手間がかかります。
だんだんと、住み慣れた実家が高性能住宅に変化していきます。