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「秋葉の家B」透明な屋根

ゲンバLIVE!
刈谷 裕樹刈谷 裕樹

採光と防雨を兼ねたアクリル板屋根

先日上棟した秋葉の家Bには、一部屋根が透明の箇所があります。

↑写真はよく見るポリカ屋根ですが、イメージとしてはこのような感じです。

今回はその屋根詳細について検討したので、レポートさせていただきます。

上棟作業に大きく絡んでくる箇所でしたので、上棟前に納まりに決まりをつけておく必要がありました。

詳細を検討する

設計図書(平面図・立面図など)には大まかなイメージが描かれていますが、

施行詳細は監督が考えて職人さんに伝える必要があります。

防水・耐力・固定方法など考え始めると、様々な問題が挙げられてきます。

アクリル板屋根の事例がそもそも少ないため、詳細図を書き進めるうえでは苦労しました。

施工上ウィークポイントとなる部分は、先輩方とも相談しながら納まりを突き詰めていきました。

上棟作業に突入

納まり・図面も完成し、大工さんとも打ち合わせを済ませたうえで、ついに上棟日がきました。

※実は入社して1年目の最終日です

素晴らしいペースで作業が進んでいき、昼一の段階で屋根に取り掛かっていきました。

私も現場に張り付いていましたが、検討した図面が実際にカタチになっていくのを見ると、考え抜いた甲斐があったと感じます。

周辺の納まりに決まりがついたところで、アクリル板を施工する板金屋さんにバトンタッチです。

透明な屋根のできあがり

採光と防雨を兼ねた透明な屋根がついに完成しました。

下から見上げると、アクリル板の存在を感じないほど透き通って見えます。

雨が降ると、水滴によって存在感が出てきます。

課題の一つであった防水も確認できてよかったです。

 

設計コンセプトにつきましては、山田さんのブログをご参照ください。

https://www.organic-studio.jp/staff_blog/36486/

刈谷 裕樹
建築部

刈谷 裕樹

建築部 二級建築士

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