「弥彦の家C」の半年点検に伺ってきました。
オガスタではお引渡しから4回の定期点検を実施しています。
点検チェックシートというものが存在しており、それを活用しています。
私は担当した物件の点検に伺うのは初めてなので、私目線での気づきをレポートしていきます。
すだれによる日射軽減
まずは外回りから目視で傷や破損がないかをチェックしていきます。
半年程度だと気になる点は鳥の糞くらいです。
屋根に上り西面にまわってみると、何やら面白いものを発見。
強烈な西日を軽減するために、オーナーさんがDIYですだれを設置したそうです。
結果的に夏の冷房負荷の軽減にもつながります。
西面の日射量は夏至にかけて多くなっていきます。
その知識を持ったうえで、既に自分で対策されていたことに家づくりへの熱意を感じました。
すだれの下端もデッキと室外機囲いで結ばれているので、風に煽られる心配もなさそうです。
資材などはホームセンターに揃っているので、興味のある方は是非やってみてはいかがでしょうか。
床下の湿気
床下に潜って、基礎や土台に蟻道やカビが無いか点検もしていきます。
蟻道は防蟻処理が甘い原因、カビは湿気が溜まっているのが原因です。
ベタ基礎自体が床下の湿気対策にはなりますが、新築住宅の場合、基礎コンクリートが水分を多く含んでおり、その水分が10年ほどかけて放出されます。
そのため高気密高断熱の住宅で換気を行っていないと、湿気によるカビのリスクが高まります。
オーナーさんは換気もしっかり行っているようでした。
基礎が入り組んでいないため、通気性も良さそうですし、徘徊もしやすいと感じました。
シンプルな構造の重要性について、林さんが床下のブログであげていたのを思い出します。
愛着あふれる玄関ポーチ
玄関ポーチも素敵な仕上がりになっていました。
正面の塗り壁は工事中にオーナーさんがDIYで仕上げたものです。
左官経験のある塩谷さんもこの日はレクチャーに駆けつけてくれました。
そこに自分たちで選んだ照明、ポスト、植栽も設置されて、その空間に愛着が生まれていきます。
まさにDIYの良いところですね。
お庭の成熟具合も次に伺う時が楽しみです。