大工職人による躯体補強
今回のリノベーションでは粗方、解体業者が内装、天井、間仕切り等を解体して大工職人が構造補強、造作を行っていきます。
新築とは違い、既存との取り合いを考慮しながら作り上げていくので知識と経験、技術が求められます。
この道50年以上のベテラン。我々の知りえない技術や経験を教えてくれるありがたい存在です。
一部を解体しながら、また再生・補強をしていくリノベーションならではの工程です。
既存の不要になった電気設備配線を撤去。1棟分まとめるとこれだけの配線量なんだなと改めて実感。
現場に行く度に立派な丸太梁に見とれてしまいます。
当時はこれが当たり前で、機会加工技術が乏しかった分だけ大工職人による手仕事技術が発達していたんだなぁ。
建物の経年変化や過去の職人の技術に触れられる「改修工事の方が新築工事より勉強になる」と諸先輩方からよく言われたものです。