「寺尾の家D」では家具工事が終了し、階段工事に入っています。
今回はささら桁で踏板を支える階段です。
ささら桁周りの納まりが特殊であったため、事前に模型を作って想像と実物とで形の不整合がないか確認をします。
設計部の方々も要所を一緒に検討してくださり、非常に心強かったです。
部内で検討し、図面も完成させた後に現場で職人さんと打ち合わせを行います。
図面のみで単純明快に説明し、職人さんに作っていただくのが理想ですが、
CGパースや模型など、立体的な物があるとよりイメージも共有しやすいと感じました。
階段の材料は工場でプレカットしたものを現場で組み立てます。
図面や模型以外にも色々と準備をすることで、職人さんが現場で頭を悩ませないようにします。
しかしプレカットといえど、どこまで工場で加工するか、どこから現場で加工するかの線引きはやはり職人さんともコミュニケーションを取りながら決めるのが大切だと感じました。