2階リビングの家を床下エアコンで全館暖房
先日お引き渡しの際に、サーモグラフィーカメラで室内の温度がどのようになっているか撮影してきました。
この住宅は40坪ほどの敷地で、総二階ベースで設計し、2階リビングにしました。
サーモグラフィーのゲージは、0度から40度に固定してあります。
緑が約20度で、黄色い色が22度付近で暖かいです。
左上に表面温度が表示され、上から中心付近の温度、最高温度、最低温度を表示しています。
1階の床下エアコン暖房が稼働中、2階リビングの傾斜天井には冷房用エアコンがついていますが、1台だけ動いています。
室外機をサーモグラフィーで見ると、暖房で動いている室外機は0度程度。
動いていない冷房用エアコンの室外機は冷えていません。
床下エアコンの取り扱い説明をしている様子です。
1階の室内は、サッシの下付近が17.5度で1番冷えています。
建物の入角付近も冷えていますが、露点温度より暖かく、結露にはなっていません。
床下に設けられたガラリから暖かい空気が上昇しています。
2階リビングでは、引き違いサッシの下が1番冷えていますが、1階からの熱で2階の床も暖かいです。
キッチン付近も穏やかな温度です。
2階リビングの傾斜天井が個性的で、サーモグラフィーで見ると、均等な温度分布があります。トップライト部分は冷えるが、それほどでもありません。
階段付近で2階と1階の温度を見ると、1階の天井が暖かく、2階の床を暖めています。コールドドラフトが2階から降りてきていますが、温度は均等で、対流は感じられません。
最後にお引き渡し時の記念撮影でお引き渡しです。