「今町の家A」が上棟しました。
ここ暫く天気の良くない日が続いておりましたが、上棟作業日は暖かい日差しのもと作業を行うことができました。
今回メインとなる表しの構造梁と構造床。
床は資材を置いたり、人が歩いたりすると汚れる恐れがあったため、上棟作業時は仮の構造合板を敷き、後から仕上になる構造床を施工する段取りとしました。
構造梁同士は写真のように、梁に箱掘りしている所にボルトが接合されています。
天井構造表しの場合、梁の下端に箱堀をすると、、下から見上げた時に箱が丸見えになってしまうので、梁の上端に箱堀を指示し、構造床を敷いたときに隠れるようにしています。
屋根の水平構面を確保する構造用合板を施工しているところ。
合板を止める釘にも種類と接合間隔が指定されています。
棟をかけようと急ぎがちになりそうですが、メジャーをあてながら丁寧に施工していただいております。
施行した合板も次の作業により、すぐ隠蔽されてしまうため目が離せません。
上棟後は外壁の面材耐力壁の施工が着々と進みました。
大工さんは現在、外の付加断熱と内の基礎断熱の施工をしております。
付加断熱は50mmのミラフォーム。
真ん中だけ残して貼るという一見面白い進め方をしていますが、これは屋根の取り合い(勾配部分)の断熱材を先に切り回しして貼ることで、破棄する断熱材の切れ端が少なくなるよう工夫しているためです。
基礎断熱は100mmの厚さの物を基礎立ち上がり、土台、ベースは900mmスカートにして施工しています。
床束、断熱材の継ぎ目、配管部はウレタンフォームの充填により処理しています。
白いモフモフした形のものがそれです。
屋根業者は本日から屋根敷きを始めております。
事前に施工する唐草は直線的に垂らすのではなく、内側に折り曲げて影をつけるように指示を出しています。
反対に水下軒先部分は外側に折り曲げて、雨水が雨樋に落ちるようにしています。
これから暫くは外部の塞ぎ作業が続いていきます。