STAFF BLOG

スタッフブログ

東京建築探訪①

刈谷 裕樹刈谷 裕樹

先日、1泊2日で東京へ建築探訪に行ってまいりました。

今回見てきたのは”住宅”ではなく”教会”や”文化施設”

建築という一括りのものをこのように区分化すると、

家づくりに携わっている者としては、その他建築物に対する知的好奇心は

持たなくても良いのではないかといった価値観から生まれる意見もありますが、

果たしてそれで良いのだろうか。

住宅でいう快適な住まいの中に存在するデザイン(環境・空間など)も、

住宅建築のスケール内で完結しているのではなく、

実は様々な建築物の中にあるタネから開花していたりします。

そのタネを見つけ、開花させるためにはどうするか。

とりあえずは直感的思考によりインプットし、論理的思考によりアウトプットをする意識。

このフローを押さえて、まずは色んなものを経験しに足を運んでみよう。

今回はそういった視点でのレポートになります。

東京国際フォーラム

建築家ラファエル・ヴィニオリによる設計です。

ガラスを主体としたカーテンウォール。圧倒的な解放感です。

これだけ揃っていると、当然に自然光と景観の取り込みにも期待できます。

開放的で外のつながりのある主室に設けたいですね。

鋼鉄のアーチ。視覚的連続性の美しさに見惚れてしまいます。

構造となる部分もただ隠蔽するのではなく、何らかの良さを見出すことで

表しといった選択肢も生まれるのだなと感じます。

 

聖アンセルモ カトリック目黒教会

建築家アントニン・レーモンドによる設計です。

木とコンクリートを組み合わせたデザインが特徴的。

内部空間の荘厳さとこの神聖さは、一度は体感するべきと言っても過言ではありません。

柔らかに取り込まれる自然光からは、祈りの場らしい落ち着いた雰囲気と

住宅でいう寝室や書斎のような空間を連想させます。

シンメトリーなこの空間は、お家の外観イメージで活用しても当然美しさを発揮します。

アプローチで目立つこの屋根のシャープさが存在感を薄れさせ、教会さを引き立たせているのを感じます。

 

ホテル雅叙園東京 百段階段

東京都指定有形文化財です。

7つの部屋は99段の階段で階層式につなげられており、

各部屋には豪華な装飾が施され、伝統工芸が飾られています。

日常的に使う照明やグラスのデザイン。

照明作家や工芸作家の発想力と技術力に心を奪われます。

ハイブランドでなくても、こういったものに本物の価値があるとも感じます。

 

私の1日目のレポートは以上になります。

刈谷 裕樹
建築部

刈谷 裕樹

建築部 二級建築士

になって
お得な情報をGETしませんか?

  • 会員限定資料一式を無料送付
  • 家づくりに役立つ最新情報を無料配信
  • 会員限定人気記事を無料公開
  • 会員限定e-BOOKを無料公開
登録はです!