メープルでスタンダードな家「豊浦の家C」
メープルでスタンダードな家
設計/maヤマシタマコト 設計補佐/阿部誠治 監督/小林秀昭
- コンセプト
- もともとご家族で仲の良い「豊浦の家A」のオーナー様よりご紹介で、ご近所での計画となりました。敷地は土地は南道路の60坪。日射遮蔽のバルコニーという定番の外観のスタイル。内部は和になりすぎないように床や建具の選定と障子の割り付けが工夫されている。
- 外観
- 南は軒を出し、妻方向はGL外壁に雨を当てて塩を流すために屋根を切り詰めるという合理的な発想。日が出て陰影が生じると彫りが深く見えます。玄関周りだけ、白いそとん壁で軽く見せている。アプローチも白御影の切石と自然石のオガスタの定番スタイル。
- 内部空間
- ダイニングの脇に4.5畳の小上がりを設けて、1階はワンルームである。床はメープル(カエデ)のラスティックを採用。ダイニングテーブルもソフトメープルで、赤味の強い床に合わせて製作した。キッチンはあえて対面式にはせず、回遊性と広がりを得る。最大級に荒く割り付けした障子で和を弱めた、とは山下氏の弁。