「五十嵐の家A」オーナー様 インタビュー
まずは家づくりのきっかけから教えてください。
建物が築50~60年くらいで古くなってきたので・・・建て替えを検討していました。
建替える前は、隙間風が入ってくるので外気温と同じかと思うくらい寒いし、暗いし、屋根裏を猫やネズミが走り回るリアル『トムとジェリー』な家でした。(笑)
暖房は石油ファンヒーターとエアコンをフル稼働して寒さをしのいでいました。
オーガニックスタジオ新潟と出会ったきっかけは
ウチは3世代同居の家族なのですが、ある日、同居する義母が「この会社にしたから!」と決めて帰ってきたんですね。(笑)
義母はどちらかというと性能重視で。私たちの子供のアトピーのこともあり、もともと自然素材系で探していましたが、どこの会社も建築費が高額で・・・。
そのなかで、義母がブログを見つけて読んだうえで、オガスタさんにお話を伺いに行ったところ、ところどころで費用を抑える工夫をしていただき、希望価格に合わせられたので「もうここしかない!」と即決してきたようです。
私たち夫婦はそこで初めてオガスタさんを知りました。
そこから家づくりが始まった訳ですが、妻はオガスタさんのHPを見てガッカリ!(笑)・・・というのも、今でこそ実績も増え、施工事例のバリエーションが増えましたが、私たちが検討し始めたころ見ていた初期の施工事例は、男性が好みそうなとてもシンプルなものが多かったので、私は好きなデザインが多かったのですが妻の好みとは全く違い・・・。特に最初は断熱のことについてなどは無知でしたので、テイスト的にね(笑)
完成した家を見ればそれは一目瞭然ですね!独自のテイストが生まれましたよね。
オガスタさんに決まってからは夫婦でいろいろと家造りに関して勉強しましたね。
とはいえ実際に始まってみてからは、義母は「自分の部屋を1階に」「部屋には収納をたっぷり」「リビングの壁を塗り壁にしたい」という3点以外は、ほぼこだわりはなくて。そして、私はと言うと、「すべての部屋に空配管を設置して家庭内LANを作り込むこと」(マニアック!)しかこだわりがないので・・・(笑)
なので、工事が始まってからはとにかく妻が頑張りましたね。毎日インテリアについていろいろと調べていました。
こんなかんじで自然とうまく役割分担ができて、家族で意見がぶつかりあうことがなかったので、ある意味でウチっていいチームワークだったなあと思います。
実際に家造りがはじまってからのことを教えてください。
注文住宅ですし、譲れないこだわり、希望、思い描いているイメージがあるならば、写真や本を見せたり具体的な言葉で伝えないと、伝わらないと思いました。
ウチの場合は特に、妻の好みのテイストと、もともとのオガスタさんのテイストの違いが大きく、社長とはかなり意見交換をしましたね。
細かい部分は設計さんが妻とじっくりと相談しあいながら、コーディネートをまとめていただきました。妻は私が聞いていても驚くような難解なアイディアを出していたのですが(笑)それに対してもいい方向に持っていっていただいて。最終的には妻の希望であった[アンティークでフレンチな和]というテーマの家になったと思います。はっきりと「それはできません」と断られた案もいくつかありましたけどね(苦笑)
でも、いま思えばそれも、専門的・建築的な視点からの意見であったり、全体のバランスを考えていただいたうえでの明確な理由があってのことなので、なるほどな~と納得できることも多いです。
あとはやっぱり、現場監督をしていただいた阿部さんです。
細かい部分にも耳を傾けて頂き、また女性の視点を持って建具やキッチン、コンセント位置など細かい部分に気を配ってくれ、粘り強く最後までやり遂げてくれました。物腰もやわらかくメールなどの対応においても丁寧さ誠実さを感じることができました。感謝しています。
では、出来上がった家に実際にお住まいになってみていかがですか?
やはり快適は快適ですね。お風呂も湿気がなくカラッとしています。カビも生えないですし。義母も自分の部屋ができ、たっぷりの収納でリビングもすっきりして心地が良いようですし、妻は自分のデザインした麻の葉タイルを眺めながら、楽しそうにキッチンに立っていますよ。
以前は妻は出歩くことのほうが好きだったのですが、いまは家が明るく気持ちいいので、家族で家で過ごすことも多くなりましたね。2階の部屋にはスクリーンを取り付けてホームシアターができるようにしたいとか、いろいろ考えているのですがまだ手が付けられておらず・・・。
永く住む家ですから、これからゆっくりと時間をかけて自分たちの家に仕上げていきたいですね。
この家で過ごすはじめての夏、今年はオガスタさんから頂いたゴーヤの苗で、緑のカーテンに挑戦中です!