浮遊するベットルーム !「上新栄町の家A」
今回は雪化粧した角田山が絶景(!)のベットルームが、まるでリゾートホテルのような「内野上新町の家A」S様邸にお邪魔しました。
新潟お得意の冬の曇天で、見えないか~と諦めモードでしたが、途中晴れ間が差し、ちょっとの間だけ見えました。
今回は、いつものハウジングこまちの撮影ではなく、
新潟県人にはおなじみのWEEK!という雑誌内の特集での撮影です。
紘大さんが年末にお邪魔したときの写真を見させていただいて、お願いしました。
住宅誌ではなく、タウン誌内の住宅特集という扱いになるので、家づくり前提でない方も含めて多くの方に目に触れる機会。(私もそば特集とか、カフェ情報とか愛読してますから!)
ひとつひとつこだわりながらも、カジュアルなインテリアも雑誌の雰囲気と合ってるかも。
インテリアがとってもかわいい
ご参考までにご紹介。
新築する以前は古民家を借りて住んでいたこともあり、古道具の家具も愛用。
ハチミツさんなど古道具屋さんを見るのが好きで、即決で買ってしまったものが多いそう。
新しい家具と古道具のマッチングが違和感なく、組み合わせがとてもお上手です。
ブラックボードも「こうやって使うのかー!」とあまりの素敵さに感動(笑)
奥さまが、ご主人のバースデーに描いたイラスト。かわいい~
生活感が出がちなタオルなどもモノやカラーを揃えるとごちゃごちゃ感がなくて、
あたり一面畑なもので、雪に覆われどこまでも真っ白で明るいです。外はこ~んな寒そうな景色(外気温1℃)ですが、室内は24℃。床下エアコン一台可動(設定は23℃)で、です。
《ワンポイントアドバイス:湿度》 ※1種換気の場合
訪問時、湿度が28%くらいまで下がっていたうえ、加湿器を使っていらっしゃったので
湿度が低すぎちゃうときのアドバイスを。
「いつもつけっぱなしにしていた!」というお風呂の換気扇をOFF。
キッチンのレンジフードも同様、換気量が大きいので、使う時だけにしましょう。
(常時換気がONになってる場合はOFFにしましょう。)
お。すこし改善してきたぞ。
(裏ワザで、床下エアコン付近のコンクリートに少し水を撒いてみました。やりすぎ注意です。)
その他、洗濯ものの室内干し(乾燥機を使わずに、室内に干してみる)、お風呂の残り湯活用(湯を翌朝まで抜かずにふたを開けておく)などの方法もありますので、湿度でお困りの場合はこれらの方法をお試しください。冬場は40%を切らないように保ちましょう。
乾燥しすぎはウイルスの活動が活発になり、インフルエンザにかかったりする危険が高まるそうです。
この逆で、湿度が高すぎる(60%以上とか)お宅は、しっかり換気をしましょう。
温湿度計をチェックしながら暮らしてみてくださいね。
おまけ
最後に、今回取材していただいたハウジングこまち編集部鈴木さんが
FBで取材内容をご紹介くださったので引用します。誌面が楽しみですね。
今日取材させて頂いたオーガニックスタジオ新潟さんの「内野上新町の家A」。
オガスタさんが手掛ける住宅は、立地も面白いことが多い印象なのですが、今回の内野上新町は目からウロコ。
畑が広がる砂丘上の集落で、2階の窓から見えるのは、畑とビニルハウスと角田山と空。
こんな場所があったんだー!と。しかも新潟市中心部からそんなに遠くない。車で25分程度。
施主さん曰く「出掛けるのが好きで、休みの日は朝からどこかに出掛けることが多いんですが、
途中で家に帰りたくなっちゃうんです」とのこと。
ここに住んだら、たぶん誰もがそうなってしまうのではないだろうか?と思えるリゾートのような景色の家でした。それこそ、旅先で微妙な宿に泊まってしまったら、「早よ家に帰ろ」となってしまいそうです。
毎朝目を覚ますと窓の向こうには角田山。夏の夜はどこかでやってる花火をベランダでイスに腰掛けながら眺めるそう。長岡花火も見えた!(ような気がする)と話されていました。でも、何十キロも先の景色が眺められるというのは間違いないです。
見慣れてるはずの新潟の田園風景が特別なものに見えてくるから、建築の力ってすごいなと思う。ロケーションの良さを存分に生かした設計でした。そして、板張りの外壁は周囲の景観とも調和しているし、砂丘上だから地盤も良さそう。
地価&景色&利便性のバランスを考えると、新潟駅から15kmくらいの場所は狙い目かもしれません!もちろん、その土地の良さを生かしてくれる建築事務所や工務店に依頼するのは言わずもがなです。
鈴木さん、ありがとうございます!