大別すると2種類あります。
(1)複合フローリング
「複合フローリング」とは、ベニヤを貼合わせた合板・集成材の表面に天然木の薄板を貼付けたもので、化粧天然木の厚さは、 一般的には 0.3 ミリ前後のものをつかいます。別名「合板フローリング」といいます。性質は、 温度湿度の変化に強く、狂わない、耐水性・耐候性に優れています。これらの特徴は接着剤に起因するもので、どちらかといえば、木よりも接着剤が主役の建材です。なにより価格の安さが魅力で、 現在も多用されています。表面材の処理・塗装をみると、耐摩耗性を高めるために、 ウレタン樹脂塗装を厚くしたものが多いようです。また、「WPC加工」という、割れ・狂いをなくすためにプラスチックモノマーを含侵させ、 木材の天然高分子と複合体の構造にした表面処理のものも、用いられています。
(2)シートフロア
「シートフロア」という名称で、塩ビなどの樹脂に木目のプリントを施したシートを合板に張ったフロアもあります。