小国和紙 の豊富な種類
新潟の手すき和紙文化の拡大に頑張っている小国和紙
我々が普段使うのは「柿渋染め」
柿渋で表面が堅くなり丈夫で、撥水性があり汚れにくいという合理性がある。
色味は濃い茶色で自然である。 これは基本の定番です。
「浦山の家」では 草木染のものを選んでみたわけでこれも幽玄でよかったです。
一番最初に取り入れた「赤塚の家」の和室では杉皮入りのものを使用。
ここもトトロのおなかの中にいるような柔らかさがありました。
という感じで、仕上げ材として独特な雰囲気を出してくれます手すき和紙。
では、他にも何か使えそうなものはないかサンプルを取り寄せしました。
小国和紙 チリ入り 紅花入り
まずはチリ入りAというもの。
原料となるコウゾの皮を一緒に混ぜて漉いたもの。レーモンドの哲学堂の和室で使っているものに近いですね。
染料染めであれば経年で退色しますが、洋紙と違い和紙は赤く変色していない。
いい状態で維持されています。(たぶん張り替えていないと思う)
小国和紙のほうがチリの混じり具合と大きさが繊細で、とてもよいと思います。
チリ入りBというのはチリが目立たずに、自然な未さらしで色味は肌色です。
紅花入りは、紅花の花びらを混ぜ込んであり、女性的なかわいらしさがあり、
奥様ウケしそう。
「程島の家」の襖で紅花入りを使用することになりました。 これもまたいい塩梅になろうと思われます。