室内の温度設定によって暖房エネルギーはどれくらい変わるか? 2017
7年前に同じテーマでブログ記事を書いていますが、時代要求も変化してオガスタ住宅の断熱仕様が高まったことですし、解析する暖房エネルギー計算スフトも「燃費ナビ」を導入したので、再計算してみました。
7年前は 新住協のQPEXでの計算であるが、国の判定基準ソフトに準拠しようとセッティングしてあって、かなり甘々に結果が出てくると、我々の間では言われており、ドイツのパッシブハウス研究所の開発したソフトの日本語バージョンともいえる、「建物燃費ナビ」。
これが実燃費にかなり近いと定評があるので、今回利用しました。
計算基準となるプランは、「事業主の判断プラン」という、国が熱計算するときのベースになるプランで、「ザ・平均像」の家です。
無理ないベストバランスの断熱仕様
室温が高くするほどエネルギーが多くなる。 (当たり前)
入力すると、暖房エネルギーがどれくらいになるか計算してくれるが、室温の設定を2度づつ変えて再計算し、 どれほどになるのか確認してみました。
燃費計算をする際のルールでは、設定温度20度で計算することになっています。
20度設定で、ワンシーズン暖房をし続けた電気代は、約67000円です。
18℃設定で暮らす人と24度設定で、ちょうど倍くらいになるとか、ざっくり傾向がつかめますね。
計算はしてませんが、このグラフからすると、暖房無しの人は、ざっと10度付近で暮らしているということも推測できますね。
快適さを追求しだすと、最終的には北海道民のような、22度設定の暮らしを理想にすると思われる。ならば、84,000円程度になる。
例えば 医療関係者が 阿部くんち並で 24度を目指すと 10万を超える。ということが読めます。
このくらい暖房エネルギーにお金をかけたくない人は、 断熱にお金をかけて
省エネ設計のうまいところに頼まないと、希望通りの家は手に入りません。
( 前回の記事 からの連載なので
読んでいない人はちんぷんかんぷんになるはずで、リンク張ります。)