基礎断熱の床下は湿度が低い
住宅の足元を断熱する施工方法には、「床断熱」と「基礎断熱」があります。
まずは「床断熱」。 床下を外部とみなします。
木造住宅は、根太・大引きのあいだに断熱材を落とし込む方法が簡単であったために「床断熱」が昔から主流で、新潟において現状でも9割ほどが「床断熱」方式と思われます。
一方で北海道では、水道の凍結を防ぐという目的で「基礎断熱」工法が開発され普及しました。基礎の立ち上がりで断熱をするために、床下が室内の温度に近くなります。
私どもでは「基礎断熱には大いなるメリットがある」ために、基礎断熱を採用しております。その最大のメリットは「床下暖房が可能である」ことです。
次なるメリットは、床下空間が、床断熱方法に比べて相対湿度が10%程度低くなるために、腐朽菌が生えにくい。ということです。
すなわち、「家が長持ちする」というメリットがあるとされております。それは断熱の教本に書いてあることです。
はたして、本当に床下は湿度が低くなるのか気になるところで、モデルハウスを実測し検証しました。
夏の床下環境の話題をNET間でやり取りしていると、エコハウスの神様、西方設計様が良い資料をくださりました。
代表取締役
相模 稔
オガスタの社長。 工務店経営のほか講演活動なども行う。 アメブロ「おーがにっくな家ブログ」もよろしく。