新潟地方における年収について考える。
地方民間企業にお勤めの人= 社員の年収について、
財界にいがたが、新潟県内の上場企業の年収を独自に調査して記事にしていた。
傾向としては、放送・銀行といったサービス産業と大手ゼネコンが高く、工場でものをつくる製造業が(工場スタッフの賃金が低いので)低かった。
新潟県内には37社の上場企業があって、19番目が亀田製菓である。これが平均だとして、539万円の年収である。
年収格差がある現実
ここにはない、非上場企業は、売り上げ規模もちいさいケースが多く、勤労統計の推計で、従業員30人以上の企業で平均年収が371万円だという。(財界にいがたによれば)
じゃぁ 従業員30人以下の事業所の平均年収は、どこまで低いのだろう? 統計はいろいろなものがあり、この数値はたぶん非正規雇用まで含めての、全ての従業員の平均年収ではないのか? かなり少ない。
「子ども二人を育てて大学進学させるには、最低でも年収500万は必要で、それでも奨学金なしには2人の大学生を送り出すのは難しい。」と財界にいがたにある。地方において、年収500万円が一つの経済状況の境目だろう。
新潟は共稼ぎ率が比較的高く、親との同居率も高い。稼ぎは単体で少ないが、世帯みんなでがんばって家計が維持されている。
新潟県における家計分析は、別の記事にしていますので、詳しくはそちらをご覧ください。
だれもが注文住宅を建てられることが異常
よく、結婚したての社会の現実をあまり理解していない若者が、だれしもが結婚すれば、土地買って 家建てるのが当たり前だと思っているっぽいが、そんなに現実は甘くないようです。
代表取締役
相模 稔
オガスタの社長。 工務店経営のほか講演活動なども行う。 アメブロ「おーがにっくな家ブログ」もよろしく。