住まいの解剖図鑑
近年発行された、住宅設計の初心者向けの書籍の中で
NO.1の評価がされている1冊。
分かりやすいイラストが豊富で、1テーマ完結で、例えば「冷蔵庫をどのように置くと使いやすいか?」「階段をミスすると部屋が狭くなる」など、実践的な工夫も満載です。
作者は吉村順三事務所出身ということだけあって、豊富な経験と見識を持ち合わせているのがよく伝わる。
設計実務を目指す人向けとはあるが、大変に読みやすいために、これから住まいづくりをしようという一般のお客さまにも教科書としてお勧めできる。
難しい専門書なら数多くあるが、初心者向けのいい本となるとあまりない。
だからこの本はベストセラーになったのだと思う。
このお本たちも お客様貸出し用で、オガスタ文庫に揃えたもの。
皆さん積極的にご活用ください。
図鑑シリーズ 続々登場
この書はエクスナレッジでも最大級にヒットしたようで、2匹目のなんとやらで
「解剖図鑑シリーズ」を次々に発行した。
「住まいの解剖図鑑」の続編として 「片付けの解剖図鑑」も発刊された。
前作と同様のコンセプトで、より若い著者へバトンタッチ。
「室内に洗濯干し場を設けるにはどういうパターンがあるか?」など
家づくりを検討している人にも役に立つ実践的な内容が目白押し。
前作と併せて読めば「施主力」が養えるでしょう。これもおススメ。
他にも、
「建築デザインの解剖図鑑」
「住宅インテリアの解剖図鑑」
「お店の解剖図鑑」
「世界で一番美しい名作住宅の解剖図鑑」
などと シリーズがどんどん出てますが、全部買うのは建築ファン向けにお勧めしますが、一般の人には不要でしょう。
「家づくり解剖図鑑」は 編集スタイルの毛色が違って、できはいまいちだなというのが本音なところでした。
追記 2017)
オガスタ新潟とタッグを組んでいる、飯塚豊氏が、この記事の後に、「間取りの方程式」を、同シリーズから出しました。 4万部を超えるベストセラー。 もちろん内容は抜群です。