省エネのための行動 18項目
環 境 省
家庭からの二酸化炭素排出量の推計に係る実態調査より
家計のCO2排出にかかわる実態調査が、環境省より発表になりました。
78Pもの膨大な各種データが参考になります。
ぜひ皆様にダイジェストでいいから眺めてほしいのですが、
かいつまんで要所を選んでお伝えします。
戸建てと集合住宅に住んでいる世帯とでどれほどエネルギー使用量が違うか?
戸建て住宅のほうが2倍ほどエネルギー使用量が多いです。
アパートから新築住宅に入って、光熱費がどんと増えて驚く人が多いということになります。新潟の場合は準寒冷地であるので、暖房エネルギーの量はもっと大きくなる。
暖房だけでなく、他の照明や家電の電力消費も、居住面積の増加に伴い増えています。給湯まで倍増していますが、浴槽の容量が増えることによると考えられます。
戸建ての光熱費合計の平均が20.8万円。
月平均にすると17,300円ということになります。
メインに使っている暖房器具で、戸建てにおいては石油ストーブ類が一番多く、次がエアコンである。北海道のように寒冷地になるほど灯油のシェアが増えてくる。
皆様に一番有効だと思われるのが、
省エネのための行動 18項目です。
非常に心掛けている世帯と、無頓着な世帯では15%ほど利用料に差が出ているとしています。
お湯は光熱費・水道代・下水道代のトリプルに関わるので、急所になります。
また、古い冷蔵庫は電気使用量が多いです。
買い替えで平常月の電気代が3000円安くなったという報告もあります。
暖房便座や炊飯器といった、熱を発生させる家電の利用方法もかなり有効です。
もちろん、総合的に言えば、燃費の良い車に買い替えるのが一番効果があることでしょう。
以下、テキスト化しましたのでご参考にしてみてください。
(1) シャワーを使うときは、不必要に流したままにしない
(2) 家族が続けて入浴するようにしている
(3) 食器を手洗いするときは、お湯を流したままにしない
(4) 台所でお湯を使う場合は、温度を低めにしている
(5) 給湯器を使用しないときは、コントローラー(リモコン)の電源を切るようにしている
(6) テレビの明るさを抑えている
(7) テレビを使用しないときは主電源をオフにしている
(8) 冷蔵庫の温度設定を夏は“中”以下、他の季節は“弱”にしている
(9) 冷蔵庫に物をつめこみ過ぎないようにしている
(10) 温水洗浄便座の温水の設定温度を低めにしている
(11) 冬以外は暖房便座機能を使用しない
(12) パソコンを使用しないときは電源を切るか低電力モード(“スリープ”など)に切り替えている
(13) モデム・ルータ等を必要のないときはオフにしている
(14) 炊飯器の保温機能を極力使用しないようにしている
(15) 状況に応じて照明の明るさを調整している(減灯や自動調光機能の利用を含む)
(16) 短時間でも場所を離れるときは消灯を心がけている
(17) 鍋ややかんでお湯を沸かすときは水を適量にしている
(18) 自動車をゆっくり加速させるなど、燃費の良い運転を心がけている