キッチン換気扇の正しい使い方。
換気扇で注意すべきはキッチンの換気扇だ。 キッチンの換気扇は強だと500㎥。弱でも300㎥という非常にパワフルな換気量がある。 「弱だからいいだろう」と、冬場に換気扇をつけっぱなしにすると過剰換気になり、熱の損失も膨大になってしまうので厳禁だ。
とはいいつつ、キッチンの換気は何のためにいるのかというと 「匂いを追い出す」ためにある。 調理の時間は1時間以上にも及ぶことは普通である。
おいしいおかずの匂いは一時的には良いけれど、ずっと漂っていると部屋に匂い移りしてしまう。ささっとちゃんと換気して、匂いが無くなったら止めて、あとは計画換気に任せるのが基本になる。
じゃぁ キッチンの換気がちゃんとできているのか? というと注意が必要になる。
前回の記事のように、高気密住宅は隙間が少ないので、換気で追いだした空気の量だけ、新しく室内に入れてあげないとならない。 それが給気と排気だ。 吸気の無い状態で換気扇を回しても、狙い通りの換気量がなされず、「換気扇が空回り」のような状態になる。
そこで