床下暖房のサーモ画像

住環境・健康
相模 稔相模 稔

モデルハウスのサーモ画像

YKKAPセミナー&工務店勉強会で忙殺されて、せっかくサーモカメラを入手しておきながら遊んでいる暇がなかった。
冬のモデルハウスに持ち込んで、どんな温熱状況であるのか試してみる。
観測時の外気温は6度ながら風速8mと風が強く、寒く感じる。



モデルハウスに入ると玄関からして暖かい。
床下エアコン1台だけ稼働中。
食堂に置いてある温湿度計は、室温21℃の湿度44%を表示していた。

人間の目で見るとこんな感じで見えている。

サーモ画像で見ると熱の分布が確認できる。

床の表面温度が一番暖かいのがこれで解る。 22℃程度のマイルドな暖かさ。
窓はAPW330の樹脂サッシ。

ガラス中央部分は壁温度並みに暖かい。

これは床ガラリから立ち上る暖気による影響も大きいというのがこの画像で確認できる。
居住空間の掃出し窓の下には、できるだけガラリを設けてやると、体感がよくなる。

サッシの枠が冷えている。

表面温度は一番寒い部分の温度が13度程度で結露は無い。
APW430になると枠構造の性能が良いために、より結露の安全性が高くなり、
表面温度も3度ほど高くなり、極めて快適になる。
ハニカムサーモや、オガスタ断熱障子などの装着がされた場合、サッシ枠の温度がさらに下がるために、APW430のような枠性能が良い物の方が安全であるという観点もある。

障子を閉めるとさらに熱環境がよくなる。

壁と障子の表面温度がほとんど差が無くなっている。
床が一番暖かいのだが、ガラリからの暖気で障子表面温度も22度ほどに上がっているのがみてわかる。空気温度よりも、床温度・壁温度のほうが高い状況である。
(私のFILRONEで表示される温度は、実際の温度より2度ほど低く表示される)

これは 「低温輻射暖房」という 理想的な暖房のスタイルであります。 これをわずか1台のエアコンで実現してしまうというのが ミソである。

動画もYOU TUBEで 公開しました。

より分かりやすいかな?

床でごろごろ団らんしたとしても、床暖房以上に快適だというのが分かる画像です

 

相模 稔
代表取締役

相模 稔

オガスタの社長。 工務店経営のほか講演活動なども行う。 アメブロ「おーがにっくな家ブログ」もよろしく。

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