みかん組の竹内さんによる、オガスタ新潟レポート
私らの普段の仕事は自分たちでは分からない。
APWセミナー前後で、みかん組の竹内さんと交流する機会があり、
その後、自身のFBでオーガニックスタジオ新潟を紹介してくださりました。
社会派の建築家で、バリバリな意匠系の建築家であったが、いち早くエコハウスに開眼。東北芸術工科大学の建築・環境デザイン学科のトップであり、 建築の若者の間ではヒーローです。
本来は友録しているユーザーしか見れないのですが、
「どんどんシェアしてください。」と言ってくださったので、
当ブログでもご紹介します。
竹内昌義さまのFBノートより転載:
「YKK-APの講演で新潟に伺った時、オーガニックスタジオに寄らせていただいた。オーガニックスタジオの相模さんとは、能代の西方さんを師匠と仰ぐ門下生同士。(勝手に言っているだけですが、、)えー、弟子入りしたのは相模さんの方がはるかに早いので、エコ業界では私が後輩。
エコハウスの作り方は、断熱材をどう扱うかということに結局はなる。相模さんはシロアリが怖くて、基礎の立ち上がり断熱を内側でしている点。床下暖房をしている点で、いろいろやったことがない私としては、たいそう勉強になった。なるほど、こうやってエアコンを突っ込むわけね。
ぼくのいる山形は、西方さんと相模さんの間。また、東京は大阪の松尾さんと相模さんの間。ということで、いろいろと盛り上がる。シロアリがここまできているとか、寒いか暑いかみたいな話。
そしてそれらの話が、ちゃんとコストとも結びついていて、バランスがいい。
使うエネルギーをどう減らして、どう熱を作るか。そういう究極のバランスみたいなものは、地域によって違うはずで、その手のうちを随分見せてもらった。ありがとうございました。
ただ、それだけではない。
どうやらこの工務店、行列ができているらしい。
オーガニックスタジオに家を頼むと竣工までけっこうかかるそうだ。その間、お客さんは待ってる。打ち合わせをしても、待っていてくれる。
どこに特徴があるか。ズバリ、外構である。(最近、おじいちゃん工務店が外溝工事と買いていて、そっちの方が字としても正しいと思う。)
外構が魅力的だと、家まで魅力的に見える。逆に、外構が貧弱だと、なんかプラモデルが置かれているみたいに見える。家は馴染んでこその家。
ぜひ「生きられた家」多木浩二 を読んでほしい。昔は、生きられた家と建築家の作品との間のギャップに苦しんだものだが、外構がうまくいくとそれが連続する。素敵な有り様になる。
いろいろな手法も教えていただき、それも感謝である。いずれにしても、エコならいいという時代はもう終わっている。それをとおしてどういうライフスタイルをクライアントが表現するか。そういうところに来ていると思う。」