200mm断熱のマドは、外なのか内なのか?
通常の断熱材は、柱の厚み分だけ壁の内部に充填されます。
それで足りない時に、外に付加されます。
「付加断熱」 「ダブル断熱」 「200mm断熱」 呼び方はいろいろです。
一般的にマドは、半外付けサッシを用いて、壁の外につきます。
壁の厚みが倍になると、他の取り付け方も選択肢が増えてきます。
2014年の新住協総会で、その解説があったのを引っ張ってきて説明します。
オガスタ事務所では、両方のプランが確認できる。
モデルAが標準プラン。 今まで通りにマドが外に取り付けられる。
メリット: 外の窓周りの処理が簡単である。=安上がりである。
室内側の窓枠が大きくなり、出窓のような印象になる。
モデルBが壁の中心に取り付けるプラン。
メリットとしては断熱の中心にマドが来るのでプサイ値という縁からの熱損失が最低になり、性能が良くなる。 外部から見た時に彫が深くなり外観的には向上する。
(室内側から見た様子) 壁の厚さが倍で、真ん中に窓が来ている。
(杉板外壁で壁の中心に取り付けた場合)
適材適所で選びます
まとめると、室内側優先であるならプランA
外観と性能を優先するならばプランBということとなるだろう。
外観はかなり違ってくることがわかることだろう。
道路側で見える壁をBプラン。
見えない壁・ブレースで耐力壁を取った壁はAプラン。
そんな感じで混在させてもいいと思います。