床下エアコン暖房と、室内エアコン暖房の違い
エネルギー効率の面で、高性能エアコンを暖房に使うことが一番の省エネです。
暖房方式として現在最も一般的は方法となっていると思います。
「壁掛けエアコンの温風で室温を上げる」という方式です。
一方で私たちの方式は、「エアコン暖房で床下空間から暖める」という方式です。
暖房方式の違いでどのような違いがあるのか確認します。
結論から言うと普通のエアコン暖房では不快です。
なぜならば、エアコンの上からの暖房では頭ばかりが暑くて、足元が一番冷たいからです。
このイメージは「温風を床に吹き降ろすので床は30℃程度に温められます。」としています。
本当にそのようになるのでしょうか? 。
実際のリビングにはソファーやリビングテーブルなどが置かれている。
家電メーカーの思い描く頭寒足熱の室温分布にはらないと私は考えます。
暖気は上に
暖かい空気は気球を空高く持ち上げるほどに軽い性質があります。
床まで温風を送り届けようとするので、風量も大きくなります。
温風のとどく場所は人間の不快ゾーンとなって、その場所は快適に居ることはできません。
「座ってテレビを見ている奥さんの頭めがけて、ドライヤーをつけっぱなしにしている」状態に例えることができます。
だから下から温風の出るファンヒーターの方が快適さとしては、まだましだと言えるでしょう。
特に低気密住宅の場合は状況はさらに深刻です。
軽い暖房された空気は見えない隙間から小屋裏などに抜けていく。
抜けた分だけ冷たい空気が室内に流入し、足元付近の温度を下げる。
寒いからさらに暖房する。
そうしたいたちごっこが繰り返されて快適さが手に入れられません。
また、
室内エアコンは、暖房設置している室内しか影響を与えません。
部屋の数だけエアコンが必要になります。
一方で、「床下エアコン暖房」は、エアコンのマイナスの体感要素が無い方式です。
① 室内に不快な温風が吹きません。
② 床が一番暖かいという理想的な温度分布になります。
家具レイアウトされてても床が確実に暖かいのです。
③ 床下1台のエアコンで廊下や脱衣所の空間からも寒さから追放します。
高い断熱性とセットで運用することで、家全体の暖房器具を省くことにつながり、初期費用とエアコンの買い替えコストを大幅に削減可能です。