ハウスメーカーの一棟単価
9月に新建新聞社の三浦社長と、大宮でAPWフォーラムを一緒にさせていただきました。
その際のプレゼンテーションの1枚です。
結論からすると大手量産ハウスメーカーは、ひとことで言うと高すぎます。
高級案件ばかりを注文しているというよりも、そもそものコスト体質が我々地域工務店と全く異なっているからです。
大手は本社機能や生産工場などの経費もかかりますし、
特に販売管理コストにおける、営業マン・モデルハウス・広告のコストも高すぎます。
さらに、素人ウケするために、競合になったときの差別化アイテムが、
無駄にコスパが悪いものを好んで用いていることも要因でしょう。
近ごろは外壁のメンテナンスについて問われることが多くなったので、彼らの中では外壁タイルが急速に普及しました。また、超高断熱にすれば必然的に暖房設備が省けるはずなのに、競合上の優位性のために全館床暖房がむだに標準搭載されているところもあれば、過剰なソーラーパネルでメカメカZEH(ゼロエネ住宅)にされていたりします。
ユーザーの暮らし改善のための投資でなくて、企業の販売競争の都合で無駄に金額が高くなっていることも無視できません。
地域工務店の生き方
三浦社長のおっしゃるように、地域工務店は量産ハウスメーカーの逆をすればよい。
営業マンに頼らない会社組織すればいい。
標準仕様を選ぶときはコストパフォーマンスを大事にすることが重要です。
よく、量産型住宅がスケールメリットによる建材調達が、低価格になることを理由としているが、地域工務店でも年間20棟程度になってくると、工業化建材の仕入れは交渉力が働いてそん色なくスケールメリットが働き、コストダウンが可能になります。
オガスタは実はコスパがよい (会員さんにはより詳しく)
オーガニックスタジオは高そうに見えるので、敷居が高いというご意見を近頃よく聞きますが誤解です。何人かにそういわれて機会損失となっていることが分かったので記事にしました。