全館暖房だと体がヤワになってしまう。はガセネタ
家の中に暖かい所と寒いところが混ざっていた、今までの暮らしから、
全館暖房の温度差の無いぬくぬくな暮らしに変わると、人間に変化が訪れます。
古い和風旅館などに泊まろうとすると、今では当たり前に思っていた温熱の状態が、寒くてたまらなく不快に感じられるようになった、との感想もいただいてます。
沖縄出身の奥様が、正月休みに帰省すると、実家が寒くて新潟に早く帰りたくなるとの感想もあります。
今までは、1度2度の温度変化だと全然気付かなかったのが、微妙な足元の気流や、窓辺の冷え込みなどを敏感に感じるようになります。
そのことが、人間が弱くなってしまい、
ひいては不健康になってしまわぬかという意見を聞きましたが、全く異なります。
冷えは万病のもと
「冷えは万病の元」というのは医学的には正しく、寒さが人間の健康リスクとしたら群を抜いております。家の中の温度差はヒートショックの要因であるのは言うまでもないし、結露によるカビ・ダニ発生要因になり、健康のマイナス要素になる事は明快です。
家じゅう暖かい家に住むことで、血流が巡り、今までの体調不良が改善されることが、岩前教授などの調査によってはっきりとしました。
今までの寒さと暖かさの混じる家の生活では、あまりに感じる頻度が多すぎて、「寒さの危険性」について脳がマヒしてていたのが、暖かいのが恒常化してくると、「寒さ」への感受性が働いてきて、危険を察知できるようになったといえるのではないでしょうか?
「全館暖房で不健康になる」という考えは全く違います。
これも全館暖房を体感したことのない人が、今の自分の暮らし方の延長で、間違った想像し
ていることから生じていると思います。
夏に全館快適な家に住むと、不健康になるのかどうか?
夏の住環境も同様で、言うまでもありません。
2018年の日本は暑かった!もう、あの灼熱の夏はうんざりです。
もしも、外気温が35℃の昼間に、小さなエアコン1台だけが軽く運転しているだけで、家じゅう26~27℃の温度がキープされていて、湿度も低く、汗を全くかかない家があったなら、いかがですか? 体感したことが無い人には信じられないことですが、オガスタ住宅は、夏も別次元の快適性です。
もちろん、家の中で暑いところがない家のほうが健康にもよいです。
熱中症の発生場所で一番多いのが家の中であることはご存知だと思いますし、
熱帯夜で熟睡できない寝室であれば、夏バテし体調を崩します。
赤ちゃんには 汗をかかせるのが良い
ただし、赤ちゃんのいる家庭は、少し注意が必要なようです。
哺乳類でも体毛の無くなった人間は、独自で汗をかくことで体温を調整できるようにできています。 赤ちゃんのいる家庭は、適度に汗をかかせたほうがよろしいようです。
2歳半までに汗をかかせることで汗腺の数の多い少ないが決定してしまうとのこと。
だから、涼しい気候のヨーロッパ人は、モンスーン気候のアジア人より汗腺が
少ないので暑さに弱いようです。(日本では冷房設定を27℃で計算するが、ドイツでは25℃で行うルールになっている。体感で2度の差があるようです)
すでにぬくぬくに赤ちゃんを育てた人はどうしたらいいのか?
成人になるまで、スポーツなどで汗を多くかくことで汗腺の発達が決まるといいます。
汗腺の数x汗腺の働き=発汗量
汗かきはみっともないと嫌われて、制汗スプレーで汗をかかないようにする現代人ですが、
汗かきは暑さに対する抵抗力があることを意味します。
おっさんは今更関係ありませんが、お子さんは夏に熱中症にならない程度にスポーツに励み、汗をたくさんかいて鍛えることで 夏に強くなるようです。