アルミカーポートの街並み
近頃の新しい団地に行くと、道路間際にアルミのカーポートが立ち並ぶ風景が当たり前になってきております。以前に比べて非常に設置する方が増えてまいりました。
以前「どうして新興住宅団地が味気ない光景になったのか?」を記事にしております。
あるローコストビルダーの場合は、二台のアルミカーポートを標準的にお客様に建物とセットで提案していると耳にしました。そうなると、お客さんも付けるもんだと思っていることでしょう。
アルミカーポートのメリットは、
① 雨や雪に車をさらさないことです。
② 車二台入るカーポートで、金額は40万円程度でできてしまう。比較的安い工事金額。
③ 新潟の場合は、カーポートの上に雪を載せておけば、雪かきの心配もない。
①②③で人気のアイテム化しております。
ただし、様々な問題も抱えている。
アルミカーポートのデメリットは
① 景観上よろしくない
ただでさえ新潟市の街中の分譲地は、土地の大きさが40坪台で、
庭もほとんど取れない位の狭い敷地になっている。
道路を歩いている目線からは、家が見えるのではなく、カーポートがまず目に飛び込んできます。
これでは「デザイン住宅」もへったくれもない。
街並みから潤いが失わせているのは、カーポートも大きな要因になってます。
② 日当たりが悪くなる。
新潟では積雪1メーターまで耐えられる折板屋根のカーポートが基本になってます。
金属製なので日射を遮ってしまいます。特に狭い土地なのに南側にカーポートを設けてしまうと、せっかくの南側の窓に、冬には日が当たらない。
冬でも南の掃き出し窓2枚に日射があれば、暖房エネルギーが成り立つというのに無駄になってしまう。仮に、冬の暖房エネが1万円違ってもやりますか?
①②の罪の部分をちゃんと理解しつつ、自己責任でやっているのであれば何も言いません。ただし無理解でやっているならば問題と思います。