食器洗いを、手で洗うか?
食器洗浄機で洗うか?
どちらがいいのか? 知りたい人のための記事です。
結論から先に言うと、ほとんどの方には食器洗い機をお勧めです。
おすすめ理由その一:経済的であること
高気密高断熱の家にすることで、削減できる家計のコストは、
暖房の光熱費です。
建物を高断熱の高性能住宅にすると、暖房エネは大幅削減します。
すると、最終的には削減余地がなくなり、次に目をつけるべきは、給湯エネです。
(これが実に大きい)
食器洗い機を導入すると、
給湯の光熱費だけでなく、水道代と、下水使用料、の3つを削減することができます。
(パナソニックのHPより転載)
食器洗い機と、手洗いとで比較すると、使うお湯の量は8分の1で激減します。
年間で25,000円の削減になるといいます。
(この表は水、道代に比例して増える下水使用料の差を無視しているようなので、実際は上下水道でさらに約倍の差が出るはずです。)
この試算から、さらにタイマーを使って、エコキュートをお使いの方は、
深夜電力の時間帯で洗うようにすれば、さらに電気代を削減できます。
お勧め理由その2:家事労働削減の切り札になる。
女性の社会進出は年々高まり、40年前は専業主婦世帯と、共働き世帯は 2:1であったのが、今では逆転し、共働きの世帯が60%超えることになりました。
3人に2人が働く奥さんになります。そこで
彼女たちの家事労働削減のニーズが、極めて高まっております。
現代においては、お掃除ロボットと、衣類乾燥機、
そして、食器洗浄機の3つが家事労働削減の三種の神器です。
食器洗い機は約30分、家事を削減できるとの情報もあります。
仮に、奥様が公務員をされていたとして、年収650万円あったとすると・・・
年間労働時間を1900時間だとすると、
時給に換算すると3421円になります。
家事労働を30分削減すると1700円× 365日として、
年間で、62万円分の労働価値があります。
時給1000円のパートの方の場合でも、年間で18万円の価値がある。
その削減できた時間は、休息されるか、
子供や家族とのコミュニケーションに時間を使えば良い。
光熱費や水道代以上に、家事労働削減がお金に換算すると、
便益の実態が見えてきます。 人生に余裕ができるわけです。
上下水道・光熱費・家事労働の削減で、あっという間に元が取れる計算です。
日本では、食器洗い機の普及率が28%程度とされてますが、
他の先進国は普及が進んでいます。
日本の場合は、家事で時間をかけることが愛情の表れだとか、
食器洗い機なんてぜいたく品だとか思われているのが、低い普及率の原因のようです。
食器洗い機の不満点はサイズが原因
では、食器洗い機を導入した人の不満点のデータでは、
大きな食器が洗えない。手で洗う鍋などが残ることが上位になります。
「容量不足」で満足度を落とし、
設置したが使わなくなったとの人もいらっしゃるようです。
できれば、で少し国産よりは値段が張りますが、
ドイツ製の大型食器洗い機を、お勧めしております。
(3~4人の標準家庭の場合)
世帯人数が2人の場合は、国産の標準サイズ
(幅45センチのもの)で充分でしょう。
一人暮らしの場合は、手洗いで充分でしょう。
ビルトインか据え置き型か?
導入するにあたっては、ビルトインのタイプと、
置き型のタイプの2種類に分かれます。
新築の場合は圧倒的に省スペースになるビルトインを選びます。
ビルトインタイプは、横幅が規格化されているので、
あとで入れ替えの工事も可能です。 (筆者の自宅は入れ替えました)
キッチンの幅に余裕のある人が、後で設置したい場合は、
置き型にすることが導入が楽です。(写真上)
ただ新築では ビルトインの一択でしょう。
おまけのメリットは女性にうれしい
女性にとってみると、手荒れを防止する効果が見逃せません。
油汚れは、高温のお湯と洗剤が必要で、
食器を手で洗うと、手に含まれている保湿成分である油が失われ、
手が荒れてしまうわけです。
食器洗い機は、主婦の美容にも味方をしてくれることになります。
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