建築知識ビルダーズがリノベーション特集
工務店のつくる木の家の住宅雑誌といえば、建築知識ビルダーズ。
今回はひょっとしたら初めてかもしれません、
リノベーションの特集がされてます。
日本の社会構造が変化し、戦後の質より量の時代から、
住空間の質を追求する時代へ。
日本経済の低成長化と高齢化社会。
建て替えることが当たり前だったことからの転換期。
住宅のリノベーションが本格的に注目されるように、
いよいよなってきた。大きな流れを感じます。
マスタープランのマンションリノベは新スタンダード
ビルダーズではいろいろなリノベーションの事例がありましたが、マスタープランの小谷さんの事例が素晴らしく完成度が高かった。 大変感心したのでこちらにフォーカスあてて記事にしてます。
マンションというのはほぼほぼ同じような間取りが、
数十年前から続いていて「鉄板」の当たり前の間取りだらけであります。
しかし、マスタープランの間取りは、マンションプランの新たな「スタンダード」と言っても良い。動線計画や通風なども洗練されていて、収納や個室のスペースバランスも優れている。
マンションならではの、エレベーターを利用した部材の搬入になるので、大きな部材が運べない、そこでどうするかなど、注意しなきゃいけないことに対する工夫が完璧に取材できている。
上下階のトラブル防止のために、二重床にする。その隙間と、天井の空間のその構造的な隙間を利用して、ダクトエアコンを用いた全館冷暖房がされている。
空調のガラリも空間の品位を向上させるスリットのデザインで、一体感がある。
今までマンションのリノベーションといえば、ブルースタジオ的なDIY要素だとか、スケルトンをわざと見せたりの、ラフなリノベーションがかっこいい、みたいな風潮があったけれど、それとは違う方法論。 高品位な木造住宅の感覚でマンションを安らぎの空間にしている。
本質的な良い質感と温熱環境の改善。日本人ならではの感性が和らぐ感覚。
堀部さんがクルーズ船を日本建築のエッセンスで料理して、ガンツウに仕立てたように、今後の知的な富裕層が好みそうなマンションリノベーションの方向性が提示されている。
もちろん作り手の主役は、緻密なディテールの設計が可能で、現場にて家具が製作できる大工を抱えている木造工務店。それこそが主役になるのだと強く感じました。
リノベ前のマンションの間取りなんてどこも似たようなものばかりだから、小谷さんのこのプランを、そのまんま全国で同じようにリノベで再現可能に思う。
我々はマンションのリノベの事例はありませんが、非常に参考になる記事内容です。
一度はやってみたいなと思いました。
戸建てリノベが熱い!
新潟の住宅雑誌 リフォーム・コマチの表紙を、オガスタ新潟のリノベ物件が飾っております。それに期を合わせて、ビルダーズでもリノベ特集。
なんだか リノベに大きな潮流が流れている感じします。
コロナ禍での社会の意識変化に、リノベは非常に相性が良いのでしょう、
さらにオガスタでは、現在西蒲区松野尾と、事務所からすぐ近くの合計2件のリノベーションの現場が動いていて、いいタイミングです。
今までリノベーションに対しての、社会的な認知が低かったので、裏メニューとさせていただきましたが、正式メニューへと格上げ。
近々ホームページでアナウンスがあると思います。
飯塚豊さんの新連載? カタチが決まるまで間取りを描くな
最後に「カタチが決まるまで間取りを描くな」のタイトルのコーナーもあります。
飯塚さんの間取りの方程式は累計で、8万部のベストセラーになっており、工務店の住宅設計のメソッドとして大きな影響与えているように思われます。
オガスタ新潟では、飯塚豊さんに住宅設計をご指名しての家づくりが可能です。ご希望の方はいませんか?
建築知識とビルダーズは、情報サイトを運営中で、じわじわこちらに優良記事が装備されていくことでしょう。応援のリンクを貼っておきます。